浅田次郎, 読書 2018.08.17
竹脇正一(たけわきまさかず)は、65歳。穏やかな老後が待っているはずだった。だが、商社を定年退職し、自らの送別会の帰...
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「おやすみなさい」という挨拶が好きだ。挨拶のなかでも、とびきり優しく温かく感じる。語源は、宿でお客に「ゆっくりお休み...
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お盆休み。石田ゆり子の油淋鶏を作ってみた。石田ゆり子の写真エッセイ集『Lily―日々のカケラ―』に載っていた、彼女の...
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忘れてしまいたいことや どうしようもない淋しさに包まれたときに男は 酒を飲むのだろう昔の歌が、ふと口を突いて出ること...
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ひと雨降った朝。庭の蕗やライラックの葉の上に、けろじの姿があった。大きなお腹をした子が、空を見上げるようにしている。...
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先日のエッセイサークルで、茄子を冷凍するという話を聞いた。田舎である。野菜を大量にいただいたときの対処法を情報交換す...
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アボリジニのドット・ペイントを久しぶりにじっくり見たせいか、信号待ちでみた信号の赤の光が点の集まりであることに気づい...
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洗濯物の干し方は、みな同じようでいてじつはけっこう違っている。そんなにこだわりはない方だと思うが、それでも夫とも娘と...
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「天井が低くなっていますから、頭をぶつけないように気をつけてください」言われた途端に頭をぶつけることが、よくある。注...
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立秋のきのう、前日に降った雨のおかげで一気に気温が下がった。会う人会う人、挨拶は同じだ。「今日は、少し涼しいですね」...
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島本理生, 読書 2018.08.07
『シルエット』は、35歳で直木賞を受賞した島本理生が、17歳のときに執筆。群像新人文学賞優秀作に選ばれたデビュー作で...
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7月は、暑く長かった。10日間のホーチミン出張に同行したこともあったが、帰国してから夫が体調を崩し、氷を買いに何度も...
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島本理生, 読書 2018.08.05
「動機はそちらで見つけてください」アナウンサー志望の女子大生【聖山環菜(ひじりやまかんな)】(22歳)は、父親を刺殺...
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葡萄園の取材に行ったとき、おもしろいものを見つけた。「ここが 地球の真ん中です」とかかれた石碑のようなものだ。しかし...
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