ぎっくり腰で行った整体で、聞いた話だ。
「お昼はね、食べないんです」
「えっ、どうして?」
彼女はわたしと同い年の女性だが、整体師さんだけあり身体のことには気をつかっているし、無論詳しい。食事については3食きちんととか2食がいいとか情報はあふれていて、どれが正しいのかよくわからない。もし体験談や持論があるのなら知りたいと訊ねた。
「仕事柄、予約が詰まって食べられないことが多くて。食べられないと、どうしようもなくお腹が空いて、我慢できなくてイライラしてちゃうんですよ」
「それで、お昼抜き?」
「もともと食べないって決めていれば、不思議とお腹もすかないんですよね」
「最初からないと思っていれば、欲しくならないってことですか」
「朝ご飯、たくさん食べるようになりましたけどね」
「なるほど」
食べるつもりでいたのに食べられない、というのはたしかに辛いだろう。けれどだからといって、もともと食べない習慣にしてしまうというのは、なかなか思いつかない発想だ。おもしろい。
ないと思うと欲しくなる、ないものねだりの心理。その打開策は、自分には必要ないのだと自分のなかで決着させる。案外こんなところにあるのかも知れない。
ツバメたちが田んぼの周りを遊ぶように飛び回っています。電線の上でも気持ちよさそうに。
紫陽花も、紫陽花らしくなってきました。
小さな山紫陽花は、濃い紫色。
ブルーベリーも、もうすぐ紫色になるかな。
ハマナスは、咲いては散っていきます。
シモツケは、花火のようににぎやかに花を咲かせています。
はじめからないと思う・・・・すごい発想!
でも私できそうもありません。
整体って行った事がないのですがいいものですか?
うちの近くにもいい女性の整体師さんがいるのです。
腰痛になったら行ってみようかな~と思うのですがものすごく込んでいまして・・・・。
彼女もお昼ご飯食べていないのかも知れません。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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