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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

夕焼雲と石

所用で新宿へ出た際、ビルの谷間、夕焼けが映り込んだ雲を見た。

すぐにカメラを向けたが、思うようには撮れなかった。

 

しかしパソコンでじっくり見てみると、雲自体は目で見たそのままには写っていなかったが、ビルにも夕焼けが映りこんでいたことを知った。

雲にばかり目がいって、ビルに映った夕焼けには気づかなかったのだろう。

写真にすると、目で見ている風景の一部分だけが切り取られる。だからこそ気づくことも多くなる。風景そのものを見ているときには、広範囲を目にしていることもあり、特出したひとつだけが目立って見えるものなのかも知れない。

 

こんなふうに写真にして、驚くことはけっこうある。

いつもの駐車場から韮崎駅まで歩く途中の川に、気になっている石がある。

雪だるまのように、大きな石の上に小さな石が乗っている。小さなといっても自然に乗るような大きさではなく、誰かヒトが乗せたとしか思えない。しかし川は道路より2mほど下にあり、下りられるような道や梯子もない。こんな面倒な場所でわざわざ意味もないことをするヒトがいるだろうか。

そんなふうに思っていたので、通りがかったときに写真に収めた。

その写真を見て、驚いた。

川面に陽の光がキラキラと輝き、とても綺麗だったのだ。

石の不可解さだけに目がいき、陽の光になど気づきもしなかったのに。

 

写真っておもしろい。

ブログを始めてもうすぐ7年になるが、最近富にそう思う。

夕焼けが映った雲。左のビルに、夕焼けが映りこんでいますね。

目で見たそのままには、写りませんでした。

これは韮崎駅まで歩く途中の川で、いつも気になっている石。誰かが乗せたんだろうか。それとも水かさが増したときに自然とこうなったのだろうか。

新宿の高島屋で衝動買いしたマヌカハニー&プロポリスのスプレー。咳喘息、少しずつ回復していますが、喉がイガイガしたときにシュッと口に吹くとスッとします。プロポリスって、刺激成分があるんですね。

COMMENT

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  1. ぱす より:

    都会の空は、時には狭くも感じられるますが、ガラスに映りこんだ空の色に、「美しい!」と
    はっとさせられることがありますね。私は、ほんのたまに大阪に出たりすると思います。

    咳喘息。季節の変わり目、どうぞお大事にしてくださいね。
    プロポリスのスプレーで、すっきりとするといいですね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      都会の空、あまり見上げたりしませんよね。
      ガラスに映った空、電車から見た空、いつもと違う顔をしていて、それもあってハッとさせられるのかも知れませんね。
      ぱすさんも、大阪でそういうことがあるんですね。
      咳喘息、もう治ったと思っていたのでショックでしたが、もともとの体質だと思って割り切ってつきあっていくしかないのかな。花粉症の方よりは楽だとは思います。
      ありがとうございます。プロポリススプレーは、気分転換にもなりますよ。

  2. yasuko より:

    ビルに映った夕焼け、というよりビルの向こうの炎のような雲にドキリ、としました。ビルが焼けているように見えたのです。夕日を「落暉」と呼ぶのを知ったとき、日本語のすばらしさに感動しましたが、何故か夕日に魅かれてきました。秋の夕日が最も美しいともいわれますが、私も一昨日西へ向かって走る車の中から街中を飲み込むような大きな夕日に出会って思わず声を上げました。
    写真にして驚くことが結構ある、ってそうですねえ。カメラを提げて歩き回った頃のことが思い出されて懐かしいです。川の中の石・・・川は(水は)いろんなものを創る、と近くの住吉川を歩きながらよく思います。 「旅の疲れ」が出てくるころでは、と少しセンパイは案じていました。「咳喘息」ひと仕事を終えた後などに体の弱い部分が突然ニョキツと顔を出すって私も経験してきました。どうかご自身を充分に労わってあげてくださいね。

  3. さえ より:

    yasukoさん
    「落暉」という言葉、初めて聞きました。らっきと読むんですね。
    日本語は難しく美しいですね。
    月も陽も、どうしてこんなにも大きく見える日があるんだろうと不思議になることがありますね。それを見て、ただ美しいと思うのも、不安に感じるのもまた心の持ちようなのでしょうか。
    水はいろいろなものを創る。なるほどです。
    陽の光も水によって美しく見えたんでしょうね。
    ありがとうございます♩
    しっかり薬を飲み、たっぷり眠っています。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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