先週、夫が出張でベトナムはホーチミンに行った。
そこで気に入ったという絵をひとつ、土産にと買ってきた。
ペーパークラフトで作られた立体画で、やわらかい色合いの青空の下、荷を運ぶ3人の少女が描かれている。
今、居間のテーブルに立ててあるのだが、それを見るたびに思い出す。
3年前、夫の出張についてホーチミンに行ったとき、ひとりふらふらと買い物をした。雑貨屋、スーパー、食材店、珈琲屋、そして洋服屋。その洋服屋で「いらっしゃいませ」と、笑顔とはっきりした日本語で迎えてくれた店員の女性を思い出すのだ。顔を覚えているわけではないが、日本語を勉強し、一生懸命使おうとしている姿が印象的だったからだろうか。
不意に立場を逆転させ、考えてみる。
彼女が、客だった日本人のわたしを思い出すことはたぶんない。そして、遠い日本で誰かが自分のことを思い出しているなどとは思ってもみないだろう。
けれどわたしのことだって、今この瞬間、そうしてすれ違った誰かが、ふと思い出している可能性はゼロではない。
人の心の不思議さを、思う。
ふと、おなじく居間のテーブルの上のヘパリーゼに目が留まった。
「飲む前に、これ、飲んでおくといいんだよ」
飲み会で、栄養剤ヘパリーゼを配ってくれた友人のことを思い出す。
気づかないうちに、日々、様々な人に囲まれて生活しているのだ。
ペーパークラフトの絵です。
笠や篭やカラフルな上着の部分が、紙をくるくると丸めて立体的に作られています。夫が英語でかかれた説明書きを読むと、聴覚障害がある方々の作品でした。
ホーチミンに行かれたのですね。
お土産の絵。素敵ですね。
この絵の女性の感じ。
天秤棒を担いで物売りをする女性たちをあちこちで見かけました。
農村だけでもなく、首都ハノイでも見かけました。
こんな素朴な情景がベトナムの魅力かな~とやはり思います。
旅で行き交った人たち。
不意に思い出すことがありますね。もう二度と会う事はないけれど、懐かしく思いますね。
私は、台湾で主人が体調を崩したときに病院で一晩ずっと付き添って、通訳してくれたホテルマンを
思い出します。あの人の通訳が無ければ、どうなっていただろう・・と感謝の一言です。
あちらは・・・もう覚えてないでしょうね~。
ぱすさん
夫は久しぶりの海外出張でした。強行軍で疲れたみたいです。
この絵、素敵でしょう♡
ベトナムの雰囲気ですよね~
ぱすさんも、旅で出会った人のこと、思い出すことありますか。
台湾ではたいへんだったんですものね。
大事に至らなくてよかった。ほんと、その人がいてくれてよかったですね。
覚えているかも知れないし、覚えていないかも知れませんね~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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