「ラッキーだね」
ある人に言われた。
「ご主人の会社の仕事を自宅でできるなんて、ラッキーだね」と。
ラッキー? と首をかしげる。
のんびりやっているようだが、20年ほど前より会社の規模は大きくなり、社員も取引先も増えた。姉妹会社も立ち上げた。当然仕事も増え、ときどき、これ、わたしの手に負えるのだろうかと不安になる。もちろん定期的に仕事の内容を見直し、できるように調整しているし、手書きでノートに帳簿をつけていた頃を考えるとスリム化された部分も大きいのだが。
そうやって、きちんとパソコンを学んだことのないわたしに今の仕事ができるのは、夫の辛抱強さがあるからだろう。
とは言え、夫婦で仕事をするとなると、会社のトラブルや仕事のミスが、そのまま食卓に持ち込まれる。そんなに楽なことばかりではない。
だけど、うん。ラッキーなのかも知れないな。
「ラッキーだね」と言われて、仕事に抱いていたもやもやが、すっと晴れた気がした。自宅で早朝でも真夜中でも、自由な時間に仕事ができる。人間関係のストレスを抱えることもない。じつはものすごくラッキーなのかも、と思えてきた。
「言霊」だな、と思う。言葉の力ってすごい。
「ラッキーだね」
帰りの車中、ひとりつぶやいてみた。勇気が湧く呪文になりそうだ。
手話の「ラッキー」です。左の絵は「偶然」「運」「たまたま」、右の絵は「幸せ」2つの手話を合わせて「幸運」「ラッキー」になります。
左の絵の手話は「助ける」です。「思う」+「助ける」で「思いやり」
さえさん、こんばんは!
だんだん齢を重ねてきて言霊のすごさを実感できるようになりました。
もうダメだと思うと本当に悪い結果になるし、まだ大丈夫と思うと何とかなるんですよね。
そういうこともあって日常的に愚痴をこぼさないようにもなりました。
前向きな言葉を使っていると気持ちが明るくなるのがわかります。
手話のラッキーも美しいしぐさですね。
papermoonさん
こんばんは♩
最近、言霊、マイブームです!
そうそう。ダメだと思うとダメになるし、できると思うとできることっていっぱいありますよね~
前向きな言葉、大切にしたいですね。
「きっと、うまくいく」
好きな言葉の一つです。
papermoonさんに贈ります♡
手話、美しい言葉がたくさんあるんですよ~。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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