大根の日々は、続いている。
さらに、紅しぐれ大根をいただいて、甘酢漬けにした。自然にピンク色の染まるのがおもしろく、まるで着色したかのようにきれいだ。
優しい味わいのピクルスのようでもあり、日々少しずつ食べている。きっと、身体にいい。
ほかに、よく作るのが具だくさんのお味噌汁。田舎汁と、呼んでいる。
大根のほか、冷蔵庫にある野菜を何でも入れてやわらかく煮る。これまでと違うのは、「鰹ふりだし(あご入り)」で出汁をとっていて、2回の食事で食べきれる量を作ること。
鶏肉や油揚げのようなたんぱく質&油分を、少し入れる。牛蒡を入れると、また違う味わいになる。
煮物と違い、味が薄いので大根も野菜もたくさん食べられる。いいことずくめだ。
大根引身を柔らかに伸ばしけり 川端茅舍
大根の句には、「大根引く」という季語を用いた句が多く見られた。
今、食べている大根も、くださった農家さんが引いたものである。
切ったときには、まさに「紅しぐれ」という名がぴたりという感じ。
甘酢漬けにすると、少しずつ色が溶け出してきます。
半日ほど漬けると、だいぶ色が出てきました。
丸一日漬け、きれいなピンク色になりました。
少しずつ、食べています。具だくさんのお味噌汁も、このところの定番。
夜は鍋のようにテーブルでよそって、おかわりして。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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