きのうの朝、朝食をとりながらウッドデッキを眺めていた。
雨が、しとしとと降っている。それがいつもよりスローモーションに見える。ウッドデッキに到達した雨粒は、シャボンのような大き目の泡を個体で作り、しばらく濃いグレーの板の上を漂う。そして、はじける。デッキの上には消えては作られ30個ほどの泡があった。泡は透き通っていて、シャボン玉のように虹色に輝くことはない。無色透明だ。
「泡が、できてる」
わたしの言葉にデッキに目を向けた夫が、少し考えて言った。
「木材のなかにある空気が、出てきてるのかもね」
雨が水たまりに到達するたびに、ぽわんと泡ができる。マジックショーのようで観ていて楽しかった。しばらくして、雨粒が小さくなり霧雨になるとショーは終わりを迎えた。食後に検索してみたが、はっきりとした説明はつかなかった。夫が言う通りなのかも知れないし、何か違う理由があるのかも知れない。
普段は見えない空気の存在を再認識し、切られてなお呼吸し続ける木材たちがあるからこそ心地よい暮らしができるのだと、はじけて消える泡の行方に思いを馳せた。
わりと大きめの泡ができていました。
大きいものは、直径2㎝以上ありました。
庭で咲いている花たち。ホタルブクロはうつむいて。
シモツケ。末娘が小学校からもらってきた苗木が毎年咲いています。
ヒメシャラ。夏椿とも言いますね。蕾もいっぱい。
紫陽花は、日々色を変えていきます。
こんばんは。
ウッドデッキの泡、楽しいですね。
一番上の写真長いドレスを着た女性にも見えますよ。
夏の花が咲き始めていますね。
シャラは大好きな花ですが、ヒメシャラというのもあるのですか?
小ぶりなのでしょうね。
かわいいですね。
我が家の紫陽花はまだまだみどりです。
hanamomoさん
おはようございます♩
ほんと、ロングドレスを着た女性に見えますね~おもしろいです。朝ドラの『半分、青い』のオープニングのアイディアイラストになりそうですね。
ヒメシャラ、おっしゃるとおり小さな花を咲かせるシャラの木です。今年はたくさん蕾をつけていてまだまだ楽しめそうです♩
やっぱりそちらの方が鼻が遅いんですね~これからが楽しみですね。
2019年5月14日、母が突然降ってきた雨をマンションの室内から外のマンションの防水コンクリート屋根を見ていたら、雨粒がコンクリートの上でシャボン玉の半球になり、たくさん見ることができた。今まで見たことがない珍しい景色だったと話していたので、検索したらこの記事に出会いました
まささん
コメントありがとうございます。いらしていただいて、うれしいです♩
同じような光景を、お母さまがご覧になったんですね。
不思議でした。
あれから1年経ち、もう雨が降っても泡はできません。
日々忘れているけれど、空気のなかで生きているんだなあとハッとしますね~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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