久しぶりに、日帰りドライブで遠出した。
夫が、南部町へ写真展を観に行きたいという。山梨のなかでも長野寄りの我が家からは、けっこう遠い静岡寄りの町だ。
そこまで行くのなら、桜の取材ができないかという話になった。河津桜が、下部で咲いているらしい。
中部横断道を走れば、途中で立ち寄れるコースだ。
下部温泉には末娘と夫と3人で1泊したことがあり、なつかしさも手伝って、田舎の小さな公園だったが、のんびりと満開の河津桜を楽しむことができた。
その河津桜が咲く公園前の駐車場に、明治生まれの俳人、高浜虚子の句碑があった。
句碑あるあるなのだが、達筆すぎて、また雨風に晒されたりもして、読めない。
今回も、読めないと思った途端、すぐにあきらめた。そのあきらめのなかには、あとでネット検索しようという思惑も含まれている。
河津桜を愛で、取材写真を撮り、さて帰ろうかと句碑のまえを通ると、立て看板の側面に、はっきりとした文字で句がかかれていた。
蛇の来て涼める沢と聞くはあれ 高浜虚子
もっとしっかり自分の目で見なくては、と思う出来事だった。
河津桜、見るの初めてかも。(写真提供:YasuoMaeda)
きれいに咲いていて、うれしい。
逆光になっている桜も素敵。(写真提供:YasuoMaeda)
みなさん、のんびりまったりしていました。観光地というほど、混まないしね。
葉桜も、生命力を感じられて好きです。
これが、高浜虚子の句碑。
早々に、読めないや~とあきらめました。
帰りに反対側から見て、気づきました。まったく抜けてるな~
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
こんにちは~。
そちらも河津桜が満開ですね。
こちらも近くの同和鉱業の河津桜祭りで取材に行くつもりでしたが
豪雨で断念しました。
わが家の河津桜も雨で散り始めています。
句碑の見落としが書かれていましたね。
私もあるあるです。今回、西側を流れるレトロ橋を取材しましたが
実は「神武橋」という橋が対象から抜け落ちていました。
昔の古地図を頼りに歩いたのですが、他の橋よりも離れた下流にあり
今日、アップする際に取材のし忘れに気付きました。
現在の地図と見比べてみたら
通勤の時に使っていた道との交差点沿いにあるよく知っている橋でした。
「あ~、あそこを流れていた川も西側だったのか~。」と。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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