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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

温かな雨

今年はもう、雪が積もる心配はなさそうだ。

一昨日降った雨も、やわらかく温かだった。三寒四温の温が増していくのを、日々感じるこの頃である。

夕方のその雨のやわらかさに誘われるようにして庭に出た。クリスマスローズがしっとりと濡れている。葉も花も身体じゅうで雨を受け止めているかのようだ。

 

最近になって、気づいたことがある。

わたしは多すぎる情報に慣れることが、難しいタイプの人間のようだ。

世のなかで何か悪いことが起こると、それをまるで自分が引き起こしたことのように、罪悪感を覚えてしまう傾向がある。

それが家族や会社のことなら、なおさらで、自分がしたこと、しなかったこと、言ったこと、言わなかったこと、その他諸々の一切合切が、自分のせいで起こったことのように感じてしまう。

そしてこれまで、みんながみんなそういう感覚を持っているのだと誤解していた。だから様々なシーンで、あれ? と思うことがよくあった。

違うんだ、と気づいたとき、周りの風景が一変して鮮明に見えた。

 

雨が降っている。それはわたしのせいではない。

落ちてきた小さな雨粒を身体じゅうで受け止めて、温かなやさしい雨だと感じる。それは、わたしのせいである。

起こったことは、雨のように、ただ身体じゅうで受け止めればいい。そして受け止めたそれを、どう感じるかは自由なのだ。

雨は、『空の名前』(光琳社出版)によれば、こう説明される。

雲から落下する水滴、または水滴が雲から落下する現象

そのままのものを、そのまま受け止める。簡単なことほど忘れやすいんだよね、きっと。

CIMG5157雨のなか咲いているクリスマスローズたち。暖かな雨を感じているのかな。

CIMG5164白い子も、いっぱい咲いて。まだこれから咲く蕾も。

CIMG5160

紫に薄いグリーンが入った花は、ふきのとうと一緒に芽を出していた子です。

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CIMG6895

PROFILE

プロフィール
2016-10-02-11-07-59-1
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

随筆かきます。

依頼はメールフォームからお願いします。

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