お香などの匂いを嗅ぎ、あ、これ好きだ、と思うとたいてい白檀が入っている。
長く使っているお香も、白檀の香りがベースだ。
白檀の香りがもたらす効能は、多い。
①呼吸器系の疾患を和らげる
②気持ちを穏やかにして、集中力を高める
③負のエネルギーを浄化する
④空気を清浄する
ところで、日々文章を綴っていると、「香り」と「匂い」のどちらを使おうかと迷うことが多々ある。
わたしのイメージでは、「香り」はちょっと上品で高級な感じ。「匂い」は庶民的な感じがして、どちらが好きかといえば「匂い」だ。
嗅覚以外にも、「犯罪の匂いがする」など幅広く使えるところもいい。
実際には、良いにおいは「香り」、嫌なにおいは「臭い」、 良いにおい、嫌なにおい、すべてのにおいを表す「匂い」と使い分けられるようだ。
先日、知人にいただいた平山郁夫の扇子も、開くと白檀が清々しく香り、思わず微笑んだ。心愉しくなる、いい匂いだ。
リピートしている松栄堂の白檀のお香「堀川」。義母が松栄堂の匂い袋が好きで、たまに頼まれます。
トイレのお香コーナー。ほぼ毎日焚いているので、トイレも白檀の香り。
こちらは、平山郁夫の夫婦扇子。白檀が涼やかです。
平山郁夫氏のサインは、文字も独特ですね。
絵は、「那智の滝」。和歌山にある名滝なんですね。ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部なのだそうです。
平山画伯のお扇子涼しげでいいですね。
私も扇子をいくつか持っています。
私は暑い夏がとにかく苦手なので、扇子の風ではどうしようもなく、気が付けば今年も使わなかった~となります。
でも出して使いたいです。季節のものですから。
白檀の香り・・・・・もう半世紀も前に仕事で中国に行った父のお土産の扇子を思い出します。
薄くした木に透かし模様を施し、それを繋げた扇子でした。
どこかにあるはず、探してみます。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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