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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

運転席の白いバラ

東京で、急ぎの仕事があり、久しぶりにタクシーに乗った。

急いでいたし、気も急いていた。赤信号で止まるたびにイライラした。

それなのに車内で動かず座っていることが、不思議だった。

 

ふと見ると、タクシーの運転席には白いバラが一輪飾ってあった。プリザーブドフラワーだろうか。深く白く凛として美しい。

すると車窓からピンク色の花が、不意に目に入ってきた。梅か。春なんだ。 

小さな野鳥が、歩道に降り立ち、また飛び立っていく。

手をつないだカップルが、笑顔を交わす瞬間が見える。高校生だろうか。

次々と、窓の外の風景が目に飛び込んできた。

 

ふっと、急いていた気持ちが消えていくのを感じた。

こうしなくっちゃ。ああしなければ。そう思いこんでしまうことは、日々の生活のなかにもたくさんあるけれど、じつは自分が思いこんでいるよりもそう多くはない。一つのやり方で上手くいかなくても、他の方法を探してみればいい。とりあえず、今ベストを尽くして、ダメならそれからまた考えればいい。

「だいじょうぶだよ」

白いバラが、静かにつぶやくのが聞こえた。

わたしは、タクシーを降りて急ぎ足で歩き出した。

CIMG4578まだまだ凍った風が吹くこの季節。けれど梅が咲く季節なんですよね。

CIMG4568東京では、ご無沙汰していた友人ふたりと会いました。ロクシタンの石鹸3個セットを一つずつ分けました。石鹸を使うときにも余韻が残りそうでうれしい。

COMMENT

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  1. ぱす より:

    こんにちわ。

    急いていること、しなくてはならないこと。
    自分が思ってるほどそう、多くはない・・・。
    私もそう思います。

    書き出してみてもほんの3つか、4つ。
    それを確実にひとつ、ひとつやりこなしていけば・・。
    時間も気持ちも、そんなに急かなくても大丈夫なんですよね。
    でも私は性格上、焦るのです~。
    すぐに忘れてしまうから、早く思い立った時にやっとかないと!と
    焦るのです~。これがいけない。

    ロクシタンの石鹸。
    使うたびにお友達の事を思い出されるでしょう。
    そんな気持ちが、若いころより増えたし充実もしましたね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      こんにちは~。
      しなくてはならないこと、そう多くないと知りつつも、小さなことに心を砕いて砕かれてという毎日ですよね。
      わたしも忘れっぽいから、おんなじです。思い立ったときに!今でしょ!余裕をもって何でもできればいいのに、なかなかそうはいきませんよね。
      ありがとうございます。
      ロクシタンのこの石鹸、視覚障害を持つ方へのチャリティーに使われるそうです。シアのミルクがとってもいい香りです♩

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

I answer only Japanese.

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