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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

金の熊手と銀の熊手

雪が降るまえにと、側溝の落ち葉とりをした。

お向かいのご夫婦と一緒に、スコップや熊手、箕などで溝に落ちた枯れ葉を集め、軽トラで近所の田んぼへと運ぶ。

田んぼの方が、堆肥になるからと快くもらってくれて助かった。

 

「その熊手、いいね」

我が家の熊手は幅が調節できるタイプで、側溝の広さに合わせて掻きだすことができる。お向さんの熊手は竹で作った昔ながらの熊手でレトロで素敵だが、調節は効かない。

「どんどん便利になってるよね」

「でもこの熊手、じつはうちのじゃないんだよ」

夫が、去年ボランティアでトレランイベントの草刈りをしたときのことを話し始めた。

「草刈りが終わって、さあ帰ろうと思ったら、赤い熊手しか残ってなくて」

うちの熊手は黒とシルバーのシックな色合いだったのだが、赤い熊手と入れ替わっていたらしい。その後一斉メールで連絡するも、熊手違いの相手が名乗り出ることはなかった。

「使い勝手は、変わらないんだけどね」

たぶん間違えて持って行った人は、落ち葉を掻きだすだけの熊手の色など気にも留めていないのだろう。

 

これが金の熊手と銀の熊手だったら色はかなり重要になってくるのだろうが、黒の熊手と赤の熊手の値打ちは変わらない。

ただもし湖に落とし、「お前の熊手は何色じゃ?」と水の神様に聞かれたら面倒なことになるというだけだ。

「本当は黒なんですが、わけあって今は赤なんです」

しどろもどろになり信じてもらえないパターンだ。

近くに湖がないことが、救いである。

この熊手です。倉庫から、長靴も出しました。散らばっているのは、野鳥たちのために夫が撒いた向日葵の種。

この側溝です。落ち葉が溜まっていると、雪掻きしても流れていかなくなります。

上からずーっと続いています。

近所の田んぼの方に、肥料としてもらっていただきました。ありがたいです。

美味しいお米ができる土になりますように。

夕刻の八ヶ岳。

雪、どのくらい降るのかなあ。

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  1. mami より:

    こんにちは~。
    銀の熊手と銀の熊手、面白かったです。

    今朝は岡山市内も雪が降ってきました。
    厳しい寒さですが、さえさんの住む北杜市はいかがですか?
    本年もよろしくお願いいたします。

  2. さえ より:

    >mamiさん
    読んでいただいて、ありがとうございます(笑)
    こちらは、雪、うっすらと積もっています。
    明日の朝は、凍りそうです。
    岡山も、雪なんですね。
    今年は大雪のところも多いようですね。
    どうぞお気をつけて。
    こちらこそ、今年もよろしくお願いします(^_-)-☆

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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