「この、”とりま”ってなに?」
夫に聞かれ、わたしも首をひねる。
「なんだろうなあって、わたしも謎に思ってた」
ペペペ日めくりカレンダーである。
「しゃりがしゃしゃりでる日」に、寿司のしゃりがしゃべっている。
ちょいちょいちょい。
とりまネタなしで、わしだけくってみればええんちゃうん
困ったときのネット検索。調べてみると、「とりあえず、まあ」の略語だった。
「若者言葉だね~」
ふたり納得したが、検索で出てきた「とりま もう古い?」が気になった。
なんと2006年にギャル語で流行った15年も前の言葉だったのである。
うーん。15年経ち使い古された若者言葉を、ようやく知るとは。アラ還年相応の自分を実感する出来事だった。
ところで、2月のペペペ日めくりカレンダーには、「バッグ・クロージャ―」「カルトン」「ボラード」「ヌルーラ」なんてのも、登場した。
こちらは、知ったところで覚えられないであろう、カタカナ言葉。
覚えようともしない自分に、やはりアラ還の自分を見た。
「しゃりがしゃしゃりでる日」
「正式名称を覚える日」
「答え合わせをする日」
きのうは、「人差し指と中指が結婚する日」でした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。