ボーッとする時間がないと、体調を崩すようにできている。
たいていはお腹にくるから、半日ほど寝込んだりする。それが自分ではだいじょうぶなつもりでも身体の方が突然サインを出すものだから予定が狂ったり、家族に迷惑をかけたりする。
数年前、義母が心臓弁膜症の手術を受け神戸に通っていたときもトイレで動けなくなったことがあったし、昨年末父が亡くなって非常事態宣言のなか東京へ行き来していたときにも四十九日が過ぎて落ち着いた頃、突然気分が悪くなり半日寝込んだ。
困ったことに、自分の身体だというのに、まったく予測がつかない。
「自分の身体は自分がいちばんよく知っている」という常套句は、自分には使えないと実感している。
コロナ禍を意識してか、5月病を考えてか、ペペペ日めくりカレンダーもこのところボーッとした感じの日が多い。
「ぼーっとするのに没頭する日」のめくる氏は、うつろな瞳がキュートだ。
ボーッとするのに没頭しないと、そろそろくるかなと、めくる氏の表情を真似てみた。
一応駄洒落なんだね、これ。
ボーッとバージョンの日を選んでみました。
こういう時間が大切なんですよね。
充電も、ね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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