芳香剤が嫌いで、トイレ掃除のあとにはいつも、お香を焚くことにしている。
ようやくカラッと晴れたかと思ったら、今度は台風。今年の湿気には参っているが、お香を焚くとスッとする。
小さな灯が煙をくゆらせ、香りを発していくと、湿気をその煙が吸い取っていくように感じる。
ただ感じるだけなのだろうが、感じる、ということはとても大切である。
まあるい茶碗に炊きたての湯気立ちのぼるご飯をよそえば、気持ちもまあるくなる。
田んぼに広がるまだやわらかな緑を目にすれば、爽やかな風が吹き抜けていくかのようだ。
小さな子どもの伸びやかな笑い声を聞けば、パッと胸が明るくなることもある。
日々様々感じて、人は生きている。ふと感じた小さなことごとがいつの間にか蓄積され、人の心というものは作られていくのではないだろうか。
トイレの写真で失礼します。サボテンの蝋燭が、火をつけてもらったお香をうらやましそうに見てるかも。
葉っぱの形のお皿にてんとう虫が乗った気に入りのお香立てです。
庭のハツユキカズラを、活けました。
こんにちわ。
お香を焚くと、なぜか心が落ち着きますよね。
私も、掃除が終わり、お茶を淹れて、お香を焚きます。
初雪かずらは、涼し気ですよね。
庭に、たくさん生えているのですが、ついつい景色のひとつになっています。
私も、生けたいなあと思いました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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