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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

お香を焚いて

芳香剤が嫌いで、トイレ掃除のあとにはいつも、お香を焚くことにしている。

ようやくカラッと晴れたかと思ったら、今度は台風。今年の湿気には参っているが、お香を焚くとスッとする。

 

小さな灯が煙をくゆらせ、香りを発していくと、湿気をその煙が吸い取っていくように感じる。

ただ感じるだけなのだろうが、感じる、ということはとても大切である。

 

まあるい茶碗に炊きたての湯気立ちのぼるご飯をよそえば、気持ちもまあるくなる。

田んぼに広がるまだやわらかな緑を目にすれば、爽やかな風が吹き抜けていくかのようだ。

小さな子どもの伸びやかな笑い声を聞けば、パッと胸が明るくなることもある。

 

日々様々感じて、人は生きている。ふと感じた小さなことごとがいつの間にか蓄積され、人の心というものは作られていくのではないだろうか。

トイレの写真で失礼します。サボテンの蝋燭が、火をつけてもらったお香をうらやましそうに見てるかも。

葉っぱの形のお皿にてんとう虫が乗った気に入りのお香立てです。

庭のハツユキカズラを、活けました。

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  1. ぱす より:

    こんにちわ。
    お香を焚くと、なぜか心が落ち着きますよね。
    私も、掃除が終わり、お茶を淹れて、お香を焚きます。
    初雪かずらは、涼し気ですよね。
    庭に、たくさん生えているのですが、ついつい景色のひとつになっています。
    私も、生けたいなあと思いました。

  2. さえ より:

    >ぱすさん
    こんにちは~♩
    ほんと、心が落ち着きますね。
    ゆったりとした気持ちになって、一休みの時間にいいかも知れませんね。
    ハツユキカズラ、お花じゃないけど、お花のように色を楽しめて、気に入っています。
    たくさん生えて景色のひとつに。
    我が家もおんなじです(笑)
    ぜひ活けてみてください♡

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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