新しくしたネイルの色。どこかで見たような気がしていた。
深い藍色とパールホワイト。パールやゴールドが散りばめられている。
「夜空のイメージ?」
首を傾げ考えつつ、家に帰って玄関を開けると、あった。
玄関に掛けた藍染の暖簾が白と藍。よく似た雰囲気だった。
「洋風のものかと思ったら、めちゃめちゃ和風じゃん」
ひとりツッコんで、笑った。
しかし藍染の暖簾をよく見ると丸い月が夜空に浮かぶ絵柄なのだった。ストロベリームーンのようなロマンチックさはないが、深い藍に浮かぶ月は風情がある。
「夜空に、洋風も和風もないか」
そして、考えた。もしかすると、日々目にしているこの暖簾が潜在意識のなかにあり、藍色のネイルを選ばせたのかも知れないと。
暖簾に、そして爪のなかに広がる夜空を、しばし見つめた。
迷いに迷って、藍色に近いブルーにしました。
これが今掛けている暖簾です。
和風なのかアジアン風なのか、よくわからない玄関です。
さて、これは何でしょう? 正解は柿の花。これも、どこかで見たような。
ウッドデッキのパラソルの先っぽだ!
柿の蕾はこんな感じ。肉厚で不器用な雰囲気が可愛い花です。
こんばんわ。
柿の花を初めてみました!
ありがとうございます。ほんとう、パラソルの先に似ていますね。
柿は花が咲かないと、ずっと思っていたのですが、
ひそかに咲いているらしいと、近年ようやく知りました。
そして、こうして初めて見せていただきました。
柿の木を散歩のときに、注意して観察したいと思います。
下から、見ないといけない感じですね。
はすさん
柿はがくの方が大きくて気づきにくい花ですよね。
下から見上げないと見えない花、けっこうあって、そのたびに空を見上げさせてもらっているような気持ちになります。
足もとばかり見て歩いてちゃ、ダメですねえ。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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