CATEGORY

BACKNUMBER

OTHER

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

コートとカーディガンのあいだに

秋口からグリーンのコーディガンを、よく着た。

暖かい日が多かったから、ちょっとしたお出かけにはぴったりだったのだ。

おととし購入したときには「コーディガン」という言葉に馴染みはなかったのだが、今では普通に使われている。パソコンで「こーでぃ」まで打つと候補の一番上に出てくることからも、スタンダードな言葉になっているらしいと判る。

 

言うまでもなく「コート」と「カーディガン」の中間。薄目のコートとか、暖かめのカーディガンのことだ。コートを着ようかな。それほど寒くはないかな。そういうときに、迷わずパッと着て出かけられる。

 

新しい言葉には、なかなかついていけないけれど、コーディガンには親近感を覚えている。あいだをとって、というところがいい。

あいだをとると、新しいものが生まれるのだ。

白と黒のあいだに、灰色があるように。雨と雪のあいだに、みぞれがあるように。熱燗と冷やののあいだに、人肌燗があるように。0時と0時1分のあいだに0時30秒があるように。

何にしても、そのあいだには様々なものがいっぱいいっぱいに詰まっている。

コーディガンもまあ、もともとあいだにあったものが名前を得て、新しく誕生したってことかな。

cimg3696

フード付きのわりとしっかりしたコート寄りのコーディガンです。

cimg3691ひとつだけついたワンタッチのフックが、お気に入りです。

cimg3702

赤いショールや白の帽子と合わせて。パンツにもスカートにも合います。

ショールは数年前、義母にプレゼントしてもらったものです。

COMMENT

管理人が承認するまで画面には反映されません。

CAPTCHA


PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

ご意見などのメール

CATEGORY

カテゴリ

BACKNUMBER

バックナンバー

CALENDAR

カレンダー
2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

COPYRIGHT © 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI. ALL RIGHTS RESERVED.© 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI.