スマートフォンの機種変更をした。
画面が割れてから、すでに半年ほど経つだろうか。使えるからと使っていたが、次第に動作が遅くなってきた。気がつくと、機種変更をしてから4年も経っていたらしい。
少しの不安はあったが、新しいスマートフォンはすぐに手に馴染んだ。
ガラケーがなくなる過渡期でもあるからだろうか。
使いやすい。難しいところは何もない。
サムスンのGALAXYから富士通の”arrows(アローズ)”に変えたけれど、大きな変化はない。
移行ははスムーズに終わった。
大きく変わったのは、色くらいだろうか。
これまで本体もカバーも白だった。今度は、本体はネイビーで、カバーは藍色に濃いグリーンをかぶせたような色合いだ。
なにか、なつかしい色。
そう思ったのは、小学生の頃に使っていた絵の具のビリジアンとよく似ていたからだと気づく。初めて12色の絵の具を見たときに、赤や青や黄色のあいだにある聞いたことのないカタカナの文字が異彩を放っているように思えて、それを持つ自分が、ちょっと大人になったような気がした。
子どもが使う絵の具12色に「緑」でも「深緑」でもなく「ビリジアン」が入っているのは、ビリジアン+黄緑で緑 は作れても、緑からビリジアンは作れないからだという。より幅広い色を作れるようにと作るのが難しいビリジアンが入れているそうだ。
ちなみに絵の具のビリジアンは「くすんだ青みの緑」で、ラテン語で「緑の成長」という意味だとか。
スマートフォンも成長し、どんどん使いやすくなっている。
白から一転、ビリジアンに。
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オマケについてきたトレーニングマシン。電池でブルブル震える奴です。なかなか起動しなくて四苦八苦。やっぱりオマケレベルか~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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