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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

大阪泉州の水茄子

夫の友人から、大阪泉州の水茄子のぬか漬けをいただいた。

「泉州水茄子」といえば、ほかの水茄子とは一線を画するブランド名なのだという。皮がやわらかく灰汁が少なくて、瑞々しく独特の甘みを持ち、生でも美味しく食べられるのが特徴だそうだ。

茄子大好きを公言しているのに、知らなかった。

 

クール宅急便出届いた小さめの段ボール箱のなかには、水茄子のぬか漬けばかりが6つ入っていた。

「水茄子ばっかり、6つ!?」

と夫とふたり顔を見合わせる。

「今日のオンライン英会話のネタになるかも」

「what were you doing today?(今日は何してたの?)」

たいてい、teacherにそう訊かれる。

「I received the package.(わたしは荷物を受け取った)」

「The package surprised me.(その荷物はわたしを驚かせた)」

「water eggplant,water eggplant and water eggplant!(水茄子、水茄子、また水茄子!)」

こんな言い方もできるかな、と『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』を開く。

「I was surprised to open the package.(荷物を開けて、驚いた)」

あるいは「I was surprised when I opened the package.(荷物を開けたとき、わたしは驚いた)」

 

俳句では、過ぎ去ったことは「けり」、瞬間を表すには「たる」を使うと教わったばかり。

「驚きけり」(驚いた)

「驚きたる」(今まさに驚いたところ)

「驚きたる」には臨場感が生まれるらしい。(その辺りの感覚がまだ、よくわかっていない)

 

というわけで、丸く大きな水茄子6個は、わたしたちをたいへん驚かせたということがわかってもらえただろうか。

送り主の友人からは、こんなメッセージが届いたそうだ。

「いろいろな生産者さんの水茄子を、試して比べて味わってみてください」

その水茄子が、たいそう美味しかったのである。

水茄子のぬか漬けが6袋。

最初、ふたりで食べきれるだろうかと思いましたが、美味しくてぱくぱく食べています。

さっそく切って食べました。まだかなり浅漬かりだけど、さっぱりして美味しかった。

2日後、食べ頃を迎えた水茄子。

このくらい漬かっていた方が、ぬか漬けの味わいを楽しめました。

朝ご飯に、毎日食べています。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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