平山郁夫画伯の絵が描かれた、夫婦(めおと)の扇子をいただいた。
白地に藍色の朝顔が描かれたもので、平山画伯が描いた朝顔は、これ1枚きりだという。
さっそく鞄に入れ持ち歩き、重宝しているが、扇ぐたびに白檀の香りが芳しい。やわらかな手作りの風と同時にやってくるその香りに、涼しさを感じる。
薄荷のようにスッとするわけではないが、清楚な香りに癒される。
調べれば、白檀の香りがもたらす効能は、こんなところ。
①呼吸器系の疾患を和らげる
②気持ちを穏やかにして、集中力を高める
③負のエネルギーを浄化する
④空気を清浄する
体調がいいときには忘れているが、わたしは体調を崩すとすぐに咳が出る。風邪でも何でもなくても咳だけ出る。弱いところなのだろう。
「雨やんで、人、傘を忘るる」というが、咳が出ていないときにこそ、自分の弱いところを見つめてみるというのも大切かもしれない。
呼吸器にいいという白檀の香り、部屋や車にも置いてみようかな。
白地に朝顔の藍が目にまぶしい。
開いた途端、白檀の香りが鼻を突きました。
朝顔の藍の清々しさと、生命力を感じます。
花鳥風月を描くことの少ない平山画伯の絵だと思われない方も多いようですが、しっかりサイン入り。
『平山郁夫シルクロード美術館』の記事はこちら。
【シルクロードの風を感じて心の旅に出よう~『平山郁夫シルクロード美術館』】
いつもあわただしく歩いているので扇子を持っているのに持ち歩かない私ですが、先日竿灯の夜に持っていきました。
団扇を持っている人のほうが多かったのですが、場所もとらずコンパクトにたためていいものだな~と今一度感心しました。
それにも白檀の香りがついていました。
香りは苦手なほうですが、この香りはす~っと感じよく、長く人々に愛されてきた事がうなづけますね。
夫婦扇子というものがあるのですね。
朝顔は秋の季語、今の季節にぴったりですね。
まだまだ 扇子を取り出す日がありそうですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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