「どこか、眉カットしてくれるところ、知らない?」
行きつけの美容室で、ふと思いついて訊いてみると、
「ここで、できますよ」
ということで、毎月のヘアカットの際に眉もカットしてもらうことにした。
眉の形がくり抜かれた眉型でだいたいの形を決めるのだが、これまで丸くカーブしていた自分の眉に近い形からストレートに近い形に変えてもらった。
老眼鏡を変えたときにも思ったが、眉を見るとさらに顕著に思う。右と左の眉は、長さも形もまったく違っている。
風水では、右の眉が公、左が私なのだそうだ。もちろんバランスがとれている方がよく、違い過ぎていると公私のバランスが崩れると言われている。
わたしの場合、右の方が太く長い。仕事の方に偏っているということなのか。そんなことはないと思うんだけどなあ。というか、在宅勤務で夫の会社の経理をするわたしには、どこまでが仕事でどこまでがプライベートなのかの境目が極端に難しい。社長の体調管理も、仕事だといえば大切な仕事である。
風水はよくわからないけれど、眉の形で顔の印象が変わるのは本当だ。プライベートを仕事に追いつかせるべく足りない左眉をペンで描き、バランスをとる。
今気に入っている形にできれば、それでいい。
先週作った近視用の眼鏡、できあがりました。好きなケースを選んでくださいと言われ、シンプルなものばかりのなかでなぜかピンクの花柄を選びました。メガネは顔の一部。眉も顔の一部です。
ピンクつながりで年末にいただいて楽しみ続けているシクラメン。
☆『地球の歩き方』のニュース&レポートに記事をかきました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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