CATEGORY

BACKNUMBER

OTHER

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

蓮の花と命

今年も、最寄りのJR穴山駅近くの蓮池に、蓮の花を見に行った。

これまでもきれいに整備されていたが、久しぶりに行ってみたら『花の谷』とかかれた立札が立っている。これまで以上に力を入れて管理しているようだ。

果たして、蓮は咲いていた。

「大賀ハス」というピンクの大輪の蓮だ。

 

毎年楽しませてもらっているのだが、蓮の花を見ていると胸がしんとしてくる。

「命」という言葉が頭に浮かぶのは、たぶんお釈迦様の台座が蓮の花を模られていることから「天国」を連想するためだろう。

105歳で亡くなったの医師、日野原重明さんは、30年ほど前から小学校を回り「いのちの授業」を続けていて、子どもたちに、「命は生きている時間そのもの。大人になったら、自分の時間を誰かのために使ってほしい」と語ってきたという。 

「自分の時間=命」というのは、子どもたちに、とてもわかりやすい捉え方だと思った。そして、大人であるわたしの胸にもまっすぐに入って来た。

 

大輪の蓮の花は、凛と咲いていて、何ひとつ迷いを感じられない美しさだった。

人はいつも迷いながら歩き続けている。けれどときどきこうして立ち止まり、行く先を修正する時間をもらう。花や言葉や、様々なものに。

CIMG0363駐車場から見下ろした風景です。蓮池の周りには桜の木や紫陽花がいっぱい。

CIMG0365新しい立札が立っていました。『花の谷』と名づけられたんですね。

CIMG0367大賀ハスの立札も、新しくなっていました。

CIMG0378いっぱい咲いていました。きれいです。

CIMG0392大きくて鮮やかなピンクで、上を向いて咲いていて。

CIMG0375蕾もそれぞれ、可愛いです。

CIMG0386咲きかけの花は、色が濃い。

CIMG0373色を、空に解き放っていくように咲いています。

CIMG0396寄り添うように並んでいる蕾も、ありました。

CIMG0387咲き終えた後の姿には、レンコンを連想させられます。

CIMG0428葉っぱは丸まって伸びてきて、開いていくんですね。

CIMG0457今年も、美しい姿を見せてくれてありがとう。

 

COMMENT

管理人が承認するまで画面には反映されません。

CAPTCHA


  1. 悠里 より:

    高根在住の知人が、大賀ハスの株分けをしたからもらって欲しいといい、詳しい栽培レシピつきで趣味の教室に持参したのは4月のことだった。残りの一株をもらう事になったが困り果てて、新し物好きな娘婿に、押し付けるはめになった。レシピは紛失し、鉢に植えたまま。あれこれ世話をやく、ア~ア自分が植えた方が良かったかな?
    肥料はなんと煮干‼ 遅い成長か、花はまだ。
    でも一安心、よその花もまだでした。私最低、娘婿にふってしまって反省してます。花好きな彼を誘って穴山駅近く、行って来ます。

    • さえ より:

      悠里さん
      大賀ハス、自宅で栽培できるんですねえ。
      花、咲くといいですね。
      穴山駅近くの蓮池の蓮は、千葉から分けてもらったものだそうです。
      韮崎方面から走ると、穴山駅や交番、郵便局を超えてまっすぐいった左側にありますよ~
      ぜひ行ってみてください♩

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

ご意見などのメール

CATEGORY

カテゴリ

BACKNUMBER

バックナンバー

CALENDAR

カレンダー
2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

COPYRIGHT © 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI. ALL RIGHTS RESERVED.© 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI.