今年も、最寄りのJR穴山駅近くの蓮池に、蓮の花を見に行った。
これまでもきれいに整備されていたが、久しぶりに行ってみたら『花の谷』とかかれた立札が立っている。これまで以上に力を入れて管理しているようだ。
果たして、蓮は咲いていた。
「大賀ハス」というピンクの大輪の蓮だ。
毎年楽しませてもらっているのだが、蓮の花を見ていると胸がしんとしてくる。
「命」という言葉が頭に浮かぶのは、たぶんお釈迦様の台座が蓮の花を模られていることから「天国」を連想するためだろう。
105歳で亡くなったの医師、日野原重明さんは、30年ほど前から小学校を回り「いのちの授業」を続けていて、子どもたちに、「命は生きている時間そのもの。大人になったら、自分の時間を誰かのために使ってほしい」と語ってきたという。
「自分の時間=命」というのは、子どもたちに、とてもわかりやすい捉え方だと思った。そして、大人であるわたしの胸にもまっすぐに入って来た。
大輪の蓮の花は、凛と咲いていて、何ひとつ迷いを感じられない美しさだった。
人はいつも迷いながら歩き続けている。けれどときどきこうして立ち止まり、行く先を修正する時間をもらう。花や言葉や、様々なものに。
駐車場から見下ろした風景です。蓮池の周りには桜の木や紫陽花がいっぱい。
新しい立札が立っていました。『花の谷』と名づけられたんですね。
大賀ハスの立札も、新しくなっていました。
いっぱい咲いていました。きれいです。
大きくて鮮やかなピンクで、上を向いて咲いていて。
蕾もそれぞれ、可愛いです。
咲きかけの花は、色が濃い。
色を、空に解き放っていくように咲いています。
寄り添うように並んでいる蕾も、ありました。
咲き終えた後の姿には、レンコンを連想させられます。
葉っぱは丸まって伸びてきて、開いていくんですね。
今年も、美しい姿を見せてくれてありがとう。
高根在住の知人が、大賀ハスの株分けをしたからもらって欲しいといい、詳しい栽培レシピつきで趣味の教室に持参したのは4月のことだった。残りの一株をもらう事になったが困り果てて、新し物好きな娘婿に、押し付けるはめになった。レシピは紛失し、鉢に植えたまま。あれこれ世話をやく、ア~ア自分が植えた方が良かったかな?
肥料はなんと煮干‼ 遅い成長か、花はまだ。
でも一安心、よその花もまだでした。私最低、娘婿にふってしまって反省してます。花好きな彼を誘って穴山駅近く、行って来ます。
悠里さん
大賀ハス、自宅で栽培できるんですねえ。
花、咲くといいですね。
穴山駅近くの蓮池の蓮は、千葉から分けてもらったものだそうです。
韮崎方面から走ると、穴山駅や交番、郵便局を超えてまっすぐいった左側にありますよ~
ぜひ行ってみてください♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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