12月の『地球の歩き方』特派員ブログは、夫である写真家Yasuo Maedaの石仏の写真でスタートした。
振り返ってみれば、20年前に越してきたときから彼が心魅かれていた石仏に、わたしはこれまであまり心動かされることはなかった。
それが、一緒に写真選びをし、その姿をじっと見つめているうちに、心が穏やかになっていくのがわかり、ハッとした。
長い年月、ただただじっと祈りをささげてきた石仏たち。
彫り手の思いもさることながら、うつりゆく季節や過ごした時間や陽の光やしみこんだ雨や手を合わせた人々や、そんななにもかもがないまぜとなり、ひとつひとつの石仏のなかに秘められている。
それが、写真を通して伝わってきたかのように感じたのだ。
石仏の魅力に気づき、見てきたようで見ていなかった自分にもまた気づいたのだった。
寄り添うようにたたずむ石仏さんたち。
頬杖をつく如意輪観音さま。
やわらかに微笑む石仏さん。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
さえさん、カレンダー、無事届きました。
ありがとうございました。
見知らぬ土地、ポルトガル。今年もとっても素敵です。
石仏もなんて優しくて可愛いんでしょう。
京都の三千院で可愛らしい石仏がありましたが、
なかなか街中でこういう仏さまには出合えません。
ゆっくり歩いてみなきゃ、出合えない物がたくさんあるってわかりつつ、
また散歩もあまりしなくなりました。
町の素敵な物を探しに、歩いてみるのもいいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。