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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

3月のカレンダー

今日から、3月。

Yasuo Maedaのカレンダーも、ポルトガルはリスボンのアルファマ地区の風景に変わった。

アルファマは、1755年のリスボン大地震で被害を免れた中世の面影を残す地区で、下町的な雰囲気が漂っている。

隣接するバイシャ地区が、地震で倒壊したあときれいに区画整理され、新しい街へと変わっているから、よけいにそう思うのだろう。

 

アルファマで記憶に残っているのは、ランチを食べたパン屋さんで会ったパグを連れた女性とポルトガル語もどきで会話したことくらいだ。

ブログにも、かいていた。

カフェで一緒になったパグを連れたご婦人に、可愛いですねという意味の「ボニータ」と言うと、「ナオン、ナオン。ボニート」と笑顔で返された。aで終わるのが女性でoが最後にくると男性だから、「男の子なのよ、可愛いけど」と言っていたのだと思う。

けれど、その周辺の写真を見返していたら、いろいろ思い出してきた。

カテドラルのステンドグラスが、美しかったこと。

夫の写真待ちの時間に、楽しい雑貨屋さんを見つけたこと。

坂道が多く、歩き疲れて飲んだビールが美味しかったこと。

露店の老婦人から夫が買って立ち飲みしたサクランボのお酒「ジンジャーニャ」が、たまらなく甘かったこと。

サン・ジョルジュ城に自生していた孔雀が、人なつっこかったこと。

そこから、テージョ川が見渡せたこと。

 

ずいぶん、忘れちゃったなあ。

またあのリスボンの下町を、歩きたい。

洗濯物とその影に、人の暮らしを思い浮かべます。

カフェの看板。「Alfama」

狭い路地が、続きます。

カラフルな印象も残りました。

ランチしたパン屋さん。

素朴なサンドイッチが、美味しかった。

こんなユニークなベランダも。

サン・ジョルジュ城の孔雀くん。

サン・ジョルジュ城から見たテージョ川。

我が家のトイレのカレンダーも3月に。その1は、日比谷花壇。春らしいシーンに変わりました。

その2のゴッホは、花魁。ゴッホは、日本にかなり影響を受けたそうですね。

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  1. ユミ より:

    3月のアルファマ地区の写真もいいですね!
    赤い壁に無造作に干された洗濯物のデニムの青がハッとします。
    好きな写真です。
    7枚目の写真のベランダも面白いですね~
    こんな遊びが出来るのも外国ならではのような気がします。
    ゴッホも花魁なんですね。
    当時はゴッホに限らず、モネやゴーギャンも日本の木版画をコレクションしていたらしいですね。
    モネのアトリエに行った時、日本から送られてきた版画とそれを包んでいた新聞紙のような物まで残されていましたよ。

  2. さえ より:

    >ユミさん
    カレンダー、楽しんでいただいていてうれしいです。
    海外の洗濯物って、そこで暮らす人が見えてくるようでおもしろいですよね。
    そうそう。ベランダの写真、久しぶりに見返していて見つけました。たしかに日本じゃ、見られない風景ですよね。
    ゴッホは、ずいぶん日本びいきだったようですが、その認識にはずいぶんと誤解があったようです。
    モネもゴーギャンも、そうなんですか。
    日本の文化って、ヨーロッパから見るとスペシャルに見えたってことなんでしょうねえ。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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