少しずつ断捨離を進めるなかで、オカネイラズに2つの品物を出した。
4度目は、amadanaのミル&ミキサー。
5度目は、北一硝子のオイルランプ。
それぞれ、欲しいという人のところへと旅立っていった。
ミル&ミキサーは、ほとんど使っていないが、オイルランプは思い出の品である。
結婚したての頃、北海道を旅した際に小樽で購入したものだ。
その頃暮らしていたのは、6畳一間のアパートで、その小さな空間でランプに火を灯したのを覚えている。
「あのとき、小樽行ったんだっけ」
「あんまり覚えてないけど、海猫屋に行ったの、あのときでしょ?」
村松友視 の『海猫屋の客』は、その頃に夫にすすめられ、ふたりで読んだ小説だ。
「覚えてるのは、運河でさ、観たよね」
「そうそう、野外シネマ。『アメリカン・グラフティ』がやってた」
「そう。『アメリカン・グラフティ』がやってたのは、覚えてる」
思い出話に花が咲いた。
「でももう、使わないよね」
「もう、いいよね」
そんなふうにして、北一硝子でもたぶんもう作っていない形のレトロなオイルランプは、旅立っていったのだった。
北一硝子のオイルランプです。琥珀色。
「きたいち」とかかれたシールが貼ってありました。
上の部分を外して、火をつけます。
見ていると、なつかしいです。
これはほとんど使わなかったamadanaのミル&ミキサー。
なにかのイベントでいただいたものです。
箱にはもう、埃の汚れがこびりついていました。
こんにちは。
おかね要らずこれいいシステムですね。
秋田でも合ったらいいなあ~と思いました。
それにしてもきたいち硝子のランプレトロで素敵ですね。
小樽はゆっくりと行ったことがないのですが、ゆっくり歩いてみたいものです。
過去記事の赤松の切り株・・・・・8人も手が挙がったのですね。
便利なシステムですね。
私も出したいもの沢山あります。
欲しい人の元で生かされていくのは物にとっても幸せなことですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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