今年は、スズランの開花が遅かった。
たいてい5月1日のスズランの日には咲いているのだが、1週間ほど遅れただろうか。フランスでは、5月1日にスズランの花束を贈られた人に幸せが訪れると言われている。幸せの象徴となる花だそうだ。
スズランの学名は、「Convallaria majalis」。
Convallariaは、ラテン語の 「convallis(谷)+ leirion (ユリ)」が 語源。
majalisは、「5月に花が咲く」の意味。
「5月に咲く谷間の百合」とは、何ともロマンティックな学名だ。
少し前になるが、上の娘からLINEがあった。いつになくネガティブな雰囲気で、どうしたのかと心配になる。
いつもいつでも明るくさっぱりとした性格なのだ。
しかし、きのう観た映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』の主人公が、妹に「何かあったの?」と訊かれ「何もない方がおかしいでしょう」と答えていた。たしかに、何もない方がおかしい。彼女も東京で、がんばっているのだろう。
今日は、その娘の誕生日。29歳になる。
スズランの日は過ぎたが、母はこっそり心のなかで、スズランを贈ろう。
玄関の石段に咲いたスズランたち。
石と石の隙間からも芽を出し咲いています。強い花です。
うつむいて、こぼれ落ちるようにも見えますね。
真っ白い鈴たちのおしゃべりが聞こえてきそう。
どんどん増えて石段いっぱいになりました。
ツツジの下でささやかに咲いています。
おはようございます。
遅れましたが、お嬢様のお誕生日、おめでとうございました! ウチの子どもたちも30と28です。親近感が!
どうぞよい一年になりますように祈っております。
彩夏さん
おはようございます♩
娘のこと、ありがとうございます♡
うちの子たちは、31と29と24です。
同世代ですね~うれしいです。
彩夏さんにもいい日、いい1年になりますように!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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