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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

お湯呑みの熱

町内の『cafeくじらぐも』の陶芸教室で、お湯呑みを作った。

作ったのは春だったが、焼きあがったものをとりに出かけたのは先週だ。

思うようにできたとはまったく思っていなかったが、それにしても不格好で、ただこじんまりとまとまっただけの小さなお湯呑みを見て自分の不器用さにため息をつく。そのまましばらく、居間のテーブルの上に放置してしまった。

 

きのう、ようやくそのお湯呑みでお茶を飲んだ。

ティーバッグのオレンジティーが、アールグレイのおまけについていて、冷え込んだ朝、久しぶりにホットで飲みたくなったのだ。

 

お湯呑みを手にとったとき、驚いた。

まず熱くない。ぶ厚過ぎたなあ、もう少し伸ばして背を高くなどとあとから考えていたのだが、その分厚さがいい感じだ。

そして両手で包むように持ったときの感触。さすが自分の手でこねただけはあって、大きさも手触りもすっと馴染んだ。

 

焼き物好きで、気に入った器に料理を盛りつけるのも大好き。

それでもこうして自分で土をこねてみると、新しい発見がある。

飲み終えた紅茶の熱を手放し常温に戻ったお湯呑みを、ふたたび両手で包んでみる。ひんやりとした冷たさのなかに、やわらかな熱を感じた。

粘土をこねた、と言わんばかりのお湯呑みです。

オレンジアールグレイ。美味しかった。

真上からのぞくと、井戸のなかみたい。吸いこまれそう。

雑然としたテーブルを、撮ってみました。

 

☆『地球の歩き方』のwebサイトで初めて「ニュース&レポート」の記事を担当しました。

【フルーツ王国山梨へ、ようこそ!これで完璧”葡萄狩り”の楽しみ方】

COMMENT

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  1. ぱす より:

    こんばんわ。
    温かい飲み物がちょうど欲しいくらいな、気温になりましたね。
    手作りの器で、いただくお茶。最高ですね!
    岡山・備前焼を思い出しました。
    光沢感が味わい深い焼き物ですね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      ほんと、急に冷え込みましたね。きのうの朝、夫はダウンベストを着ていました。
      思うようにはいかない陶芸。
      まあ、あたりまえですが(笑)土をこねるのは楽しかったです♩
      使ってみて感じるのと、見て感じるものとの違い、知っていたようにも思うんですが、自分でこねた器にあらためて教えてもらった気がします。
      備前。そうですね。色も雰囲気も似ているかもですね~

  2. yasuko より:

    久々にブログ拝見。手作りのお湯のみ重量感があって素敵です。「真上からのぞくと、井戸の中みたい」。いいですねえ。指先で丁寧に押さえながら造られた感触がそのまま感じられます。
    long long ago (シングルの頃)お茶の先生に連れられて京都の焼き物の里でお茶碗を作ったことを思い出しました。一般に陶芸などしない時代の頃です。教えられるまま土をこねて作った抹茶碗は丁寧に送られてきましたが、割れ目があって使えないまま,他の茶道具と一緒にお嫁入りもした筈だけれど・・。素焼きに絵付けしたものは箱に入ったまま残っていてお稽古にも使ったこともあったと、不意に懐かしくなりました。

    • さえ より:

      yasukoさん
      不格好なお湯呑みを褒めていただいて、ありがとうございます♩
      京都の焼き物の里ですか。いいですね~わたしも去年、多治見の陶器市にひとり旅しました。
      そこでは陶芸はしなかったんですが、それぞれの焼き物の味わい。観て回るだけでも楽しかったです♩
      器って、自分で焼いたものではなくても、使うたびに愛着やエピソードが重ねられていきますよね。
      食べることは生きることだから、かも知れませんね~

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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