道の駅で見かけた山菜、ウコギを買ってウコギご飯にした。

何年か前にご近所さんにいただいて、美味しかったのを思い出したのである。

胡麻がなかったので、ネットレシピにあった胡麻油を混ぜておむすびにすることにした。居酒屋レシピとったのでそそられたのだ。

ウコギの茹で時間は、30秒。

茹でこぼすと、ふわりと柑橘系の匂いがした。

ああ、山菜は香りがいい。食べるときだけじゃなく、料理するときにもこんなふうにサプライズをくれる。

食べて美味しかったという記憶はたいてい残っているけれど、茹でこぼしたときの匂いまではなかなか残らない。

そんな小さなサプライズは、何ごともない日常のなかに、ゆるやかなリズムをもたらす。平坦な日々に、ささやかな抑揚を与える。

ウコギおむすびは、噛みしめるたびに緑の味がした。

しっかりとした大き目の葉っぱのウコギでした。

酒と昆布を入れて、8分突きの米を炊きました。

30秒茹でたウコギを刻み、塩と胡麻油を混ぜます。

緑麗しいウコギおむすびの出来上がり。