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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

カップ麺多様性問題

日々ペンキ塗りが続いていて、お昼ご飯はどうしよう、ということになる。

パン屋さんに買いに行く日もあれば、夕べの残りのミートソースの日もあり、今日はカップ麺という日もある。

このカップ麺が、けっこう侮れない。

 

美味しくなっている問題ではなく、多様性が進んでいる問題だ。

昔々の昭和の頃と違い、品質改良で味もよくなっている分、それぞれの違いが大きく、ときについていけなくなる。

時間も3分や5分に限られないし、「先入れ、後入れ」がややこしい。間違えることもある。

「〈作り方〉をよく読みなさい」

と言われれば、「はい。その通りです」とうなだれるしかないのだが、シニアのわたしたちにとって、カップ麺は「ただお湯を注いで3分待つ」だけの簡単なものだったわけで、その意識からなかなか抜け出せないのである。

 

ずいぶん前になるが、「10分どん兵衛」というワードが世を騒がせたことがあった。

お湯を注いで5分待つのが定番のカップうどん。だが10分置くことで汁をった麺がほどよく柔らかくなり、猫舌にはちょうどいい熱さで食べられるという。
製造元の日清は、「世の中の多様性を見抜けなかったことを深く反省」との謝罪文を発表した。5分にこだわり過ぎず、好きな食べ方で、ということだろう。

 

まったくいったい日本の多様性はどこまで行くのだろうかとも思っちゃうけれど、たまに食べるカップ麺はとても美味しい。

災害時用に、10個くらい常備するようにしています。

去年、娘と一緒に暮らしていた頃、たびたび娘が消費してしまうので「これは災害時用だから、食べたら補充しておいて」と注意しました。その際、「自分が食べたいと思う美味しそうなもの限定」とオーダー。災害時に、美味しいカップ麺があれば、乗り切れるような気がして、そうしています。

えっ? 「横浜家系ラーメン寿々㐂家」は、後入れ3つも! 粉末スープも先に入れると麺が硬くなるようです。

海苔は後入れ、当然ですね。

横浜の人気店らしいです。カップ麺で、ラーメン食べ歩きできますね。

ペンキ塗りランチ、その2、オムライス。

ペンキ塗りランチ、その3、ミートソース。写真は夕飯のしか残っていなかったので、ランチサラダもミニ版でしたが。

ペンキ塗りランチ、その4、冷凍庫にあった鶏肉で鶏南蛮うどん。

ペンキ塗りな日々、まだしばらく続きそうです。

 

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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