仲沢商店で、クミンシードを購入した。
「オリーブオイルで仲沢商店のクミンシードを炒めて、それでスクランブルエッグ作るだけでもうご馳走だよ」
ヨガの先生にススメられ、そんなに違うのならと、立ち寄った。
わたし自身は、そんなに親しみがあるスパイスだとは思っていなかったのだが、「最もポピュラーなスパイス」とも呼ばれているそうだ。
まずは玉葱をソテーしたのだが、なるほど美味しかった。
ネットレシピを調べていて知った、中世ヨーロッパでのクミンにまつわる言い伝えがおもしろかった。
結婚式で花嫁花婿が、ともにクミンをポケットに忍ばせる習慣があったという。
花嫁には「クミンを使って美味しい料理の作れば、夫が自分のもとを去ることはない」という意味が、花婿には「浮気することなく、クミンと料理の材料を家に持ち帰る忠実さを持ちなさい」という意味があったとか。
その頃から、家庭料理に欠かせないスパイスだったことがよくわかる。
「スタータースパイス」として使われることが多いことも知った。
インド料理では、材料を炒めるまえにホールのスパイスを油で炒めて、香りを充分に引き出してから、具材を炒めるという調理手法がスタンダードで、それに使われるスパイスを「スタータースパイス」と呼ぶそうだ。
遅ればせながらだけれど、これからせいぜい美味しいクミン料理を食卓に忍ばせていこう。
これで、10gです。
容器は、プリンのリサイクル。これ、便利。
仲沢商店のクランベリーと胡桃で、久しぶりに焼いた天然酵母パン。
いっぱいいただいた玉葱をオリーブオイルと塩&クミンシードでソテーに。
焼き立てパンランチです。
ヨガの先生の言う通りに作ったスクランブルエッグ。めちゃくちゃ美味しかった! シンプルなだけに、これぞスタータースパイスの技ですね。
茄子とパプリカのサブジ。まえにも作ったことあったんだけど、別モノの美味しさでした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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