種類も豊富にきのこ栽培をしている「白州・山の水農場」のきのこをいただいた。
「クロアワビタケ」という初めて聞く名のきのこだ。
令和大嘗祭で、宮内庁へお届けしたきのこだという。
夏に美味しいきのこで、山梨らしい新たな特用林産物として〈暑い山梨の夏に、元気に育ったきのこ〉をイメージした「山梨夏っ子きのこ®」の名で売り出している産地が限られた希少性の高いきのこで、アワビのようなコリコリとした食感が人気だそうだ。
「ステーキにすると、美味しいですよ」
言われた通りに、大きいままバターに塩胡椒でじっくりと焼くと、びっくりするほど美味しかった。歯ごたえはもちろんのこと、口に広がるきのこの旨みが濃い。
これまで、そうは言ってもいちばん美味しいきのこは椎茸でしょ。2位はなめこ、3位はエノキかな。いやエリンギかブナシメジか、などと思っていたけれど、この日からクロアワビタケがダントツ1位に浮上した。
ちなみに松茸は、高価すぎてあまり食べられないので上位に入ることはない。
しかし白州まで行けば、クロアワビタケは買える値段だということがわかり、椎茸を抜いてめでたくトップの座を奪ったのだった。
(単なるマイきのこランキングです)
☆「山の水農場」のオンラインショップは、こちら
パックに入っているときも、きれいなきのこだなあと思いました。クロアワビタケのQRコードから読みとったホームページはこちら。
パッケージから出してみたら、まったく迫力が違う!
大きく裂いてバター焼きにしました。味つけは塩胡椒だけ。肉厚で、ほんとうにステーキとも言える味わいでした。
翌日には、天麩羅に。塩でいただきました。これがまた、絶品!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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