ひとり黙々と、ラーメンを食べ歩いている。
山梨の美味しいラーメン屋さんの記事をかきたい。ラーメン好きだけど、ちょっと的が外れたわたしならではの記事を。
ひとり暖簾をくぐったのは『熱人(あつと)』。味噌ラーメンが人気らしい。スタンダードな味噌は前回いただいたので、辛ネギに挑戦することにした。
オーダーを終えての待ち時間、メニューに念を入れ目を通す。すると、「七穀麺」があるとのこと。そこには、「罪悪感」という文字があった。
「しまった!食欲に負けてラーメンを食べてしまった(泣)」
ご安心ください! そんな罪悪感を軽減させる麺を作りました。
「大好きなんだけど、ラーメン食べると罪悪感があって」
そう言った若い友人がいる。そのとき、「罪悪感」??? とまったく理解できなかったのだが、これは世間一般の常識的見解だったのか。
「美味しい! もうそれだけで幸せ!」
みんな、そう思おうよ。
と言いつつ、脂身こってりのチャーシューが入っていないことに、野菜がたっぷり乗っていることに、ホッとしている自分がいる。
果てさて、自らの罪悪感が爆発するまえに、記事はかけるのだろうか。
「美味い!」
と思った瞬間、そんなことはどうでもよくなる自分が怖い。
「行者ニンニクらーめん熱人」の看板。
辛ネギ濃厚味噌ラーメン。美味しかった~♡ほんと。
次回は七穀麺にします。罪悪感は……、なかったんだけどね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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