末娘が帰ってきた晩は、久しぶりに手巻き寿司にした。
大皿にたくさん盛って、たくさん食べて、たくさんしゃべった。
大皿は食器棚に7~8枚あるが、そのなかでもいちばん大きな皿だ。
思えば、子どもたち3人とわたしたち夫婦の5人家族で食卓を囲むとき、大皿にどーんと出して、思い思いに皿にとり、食べることが多かった。
ハンバーグも小さく丸めて10個くらい焼き、2~3個ずつ食べていたし、ミートソースも親子丼も出来上がったフライパンをテーブルに置き好きなだけ自分でかけた。
手抜きで乱暴だが、子どもが3人いればそんなものだろうとも思う。
夫婦ふたりの暮らしになり、大皿を使わなくなったかと言えば、そうでもない。
煮物などはひとり分ずつ盛って出すが、肉も野菜も大皿でどーんと出して好きなだけ取り皿にとって楽しむことが多い。
人数が減っても不思議と変わることはなかった。
よその家庭はどうしているのだろうと、ときどき考える。
『きのう何食べた?』のシロさんは、けっこうマメに盛りつけているなあと見ていたのだが。
食事、ひとりひとりのお皿に盛りつけて、出していますか?
手巻き寿司の写真は撮らなかったので、お皿だけ。家を建てたときに設計士さんにプレゼントしていただいた骨董品です。大きいサイズ、お湯飲みと比べてみてわかるでしょうか。
5人家族だったむかしの名残りで、小さなハンバーグをいくつも作って好きなだけ食べるやり方が今でも続いています。夫婦ふたりなのに(笑)
ソースは、ケチャップだったりお好みソースだったり大根おろしに醤油だったり、それぞれが好きなものをかけて。
ミートソースも、ふたり分ですが。
フライパンごとテーブルに置いて、好きなだけかけます。
野菜のディップは、どこの家庭でも大皿盛りかな?
いただいた「ブレヴィカウレ」のフランス風スパイスオイルが美味しくて。ケッパーが利いています。
ちょっとだけで、野菜を存分に楽しめます。
久しぶりに鮪アボカドユッケも作った、ディップディナーの夜。これもそれぞれ好きなだけ、パンや野菜につけたり、あるいはそのまんま食べました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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