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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

料理本に見る言葉の力

栗原はるみの『ごちそうさまが、ききたくて。』に載っているレシピで、たまに食べたくなって作る簡単料理がある。

その名も「ねぎとしいたけのさっと炒め」だ。

 

料理本のなかのレシピには、目に留めるものとスルーするものとがある。

たいていは、写真が見るからに美味しそうなこと。あるいは、作りたいと思っていた料理だったとか。

しかし「ねぎとしいたけのさっと炒め」は、そのどちらでもなかった。

この料理本には、ひとことエッセイがひとつひとつのレシピについていて、それを読んで魅かれた。これは、美味しそうだと。

ねぎとしいたけを炒めて、しょうゆと酒で味つけしただけで、作り方を書くまでもないほど、簡単な料理ですが、ねぎとしいたけの相性がいいのか、「これどうやって作るの」ときかれることも少なくありません。

誰かに「これどうやって作るの」と訊かれる料理が美味しくないわけがない。

「美味しい」とかかず、美味しいと思わせる言葉の力がそこにあった。

 

姉妹レシピ本『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』にも、そういう料理がある。お母さんに教わったという「きゅうりもみ」だ。

昆布だしをとって三杯酢を作り、それに二回に分けてきゅうりをつける。この手間のおかげで、母のは、きゅうりにしっかり三杯酢がしみて、それでいてきゅうりらしい味と歯ざわりが際だつような、きゅうりもみになっています。

この手間を省いたら美味しく作れないと、呪文をかけられたかのように二度漬けし、美味しいきゅうりもみをいただいている。

 

料理本のなかのひとことエッセイは、なかなかにおもしろい。

右手前が「ねぎとしいたけのさっと炒め」です。蛸の唐揚げと茹でレバーの何とも晩酌っぽい夕飯。

こちらは『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』の「きゅうりもみ」を参考にした酢のもの。

これもよく作る『私のおもてなしレシピ』の「セロリとササミのサラダ」です。

わさび風味マヨネーズの深い味がシンプルなサラダをおいしくします。

COMMENT

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  1. ユミ より:

    さえさん、こんにちは~(^^)/
    「きのう何食べた?」の番組なんですが、
    エキサイトブログの方の情報で、BSテレ東で再放送する情報をいただきまして、
    2話から見る事が出来たんです。(*^^)v
    さえさんおススメのドラマ、他でも耳にすることが多く、人気なんですね。
    とりあえず2話からでも見ながら、続編に期待しています。

    自分と主人の食事もそうですが、娘家族に作って行く事が多いので、オレンジページなどのレシピ本買ったんです。
    栗原はるみさんの本、楽しそうですね。
    インスタでは最近フォローしました。
    晩酌っぽいメニューは、お酒を飲まない私でも大好きなんですよ

  2. さえ より:

    >ユミさん
    こんにちは~♩
    『きのう何食べた?』2話から観てるんですねえ♡
    ゆっくり楽しんでくださいね。
    続編、待ち遠しいです。

    たまに新しいレシピ本を買うと、食卓も目新しくなって、気分転換にもなりますよね。
    ユミさんは、お孫ちゃんたちに食べてもらうお料理を作ることが多いんですね。娘さんたち、助かるでしょうねえ。3人の子育てはたいへんですもの。
    晩酌メニューって、けっこう野菜をたくさん食べられるんですよね。そこがいいなあって思います。

  3. ぱす より:

    こんにちわ。
    栗原はるみさんのレシピは、身近なさっと作れて、私も好きです。
    きょうの料理の番組を録画しては、よく見ています。
    先日、新しいレシピ本を立ち読み!しました。
    先日訪れた、松本をはるみさんも訪れておられました。
    立ち寄り、杏を買ったお惣菜やさんが取り上げられていたので嬉しかったです。

    「きのう何食べた?」↑BSで、やっているのですね!
    ユミさん、情報をありがとうございます。

  4. さえ より:

    >ぱすさん
    ですよね~身近なお料理っていうのがうれしいですね。
    あ、その本、美容室で見ました!
    松本行きたいな~って思いながら。
    作りたいなって思ったレシピもあったのに、もう忘れた(笑)
    『きのう何食べた?』ぜひ観てください!

  5. hanamomo より:

    >美味しいと思わせる言葉の力
    たくさんの美味しいブログを見せてもらっていると、美味しそうなお料理の写真にたくさん出会いますね。
    でも時々、本の中で出会ったりする文字で書かれた美味しいお料理はその何倍も美味しく思わせてくれますよね。
    言葉の力ですよね。
    しいたけとねぎの炒め物、三杯酢に2度浸ける胡瓜もみ、美味しそうですね。
    わかめもたっぷり食べられますね。

  6. さえ より:

    >hanamomoさん
    ですよね。
    視覚に訴える写真の地からもすごいけど、文章にハッとさせられること、ありますよね~
    実際には、匂いや手触りやいろいろがあるから、文章から掻き立てられる想像がくすぐられるんでしょうね。
    きゅうりもみは、栗原さんのはワカメなしでしたが、わたしはいつもたっぷり入れています♡

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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