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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

時間を閉じ込めた、工芸茶

工芸茶なるものを、いただいた。

「工芸茶」は、茶葉を細工して花を組み合せて作られた「見て楽しむことができるお茶の芸術品」だそうだ。

いただいたのは『工芸茶専門店CroesuS(クロイソス)』の工芸茶で、緑茶がベースになっているものだった。

中国土産などで、ジャスミンの茶葉が花開くように固められたものがあるのは知っていたが、緑茶でつくられているものがあって、そして「工芸茶」という名がついているということさえ、初めて知ることだった。

 

一枚一枚手で摘んだ茶葉を揉み、一本の糸のように伸ばし、糸で束ね、なかには漢方効果のある花をやわらかく開いていくように包み、伸ばした茶葉を球形になるように整えていく。ひとつひとつ職人の手でつくられたものだそうだ。

 

さっそく、いただいてみた。

耐熱ガラスのコップを温め、スィートメモリーと名づけられた工芸茶を入れ、熱い湯を注ぐ。注ぎ始めてすぐに、なかから千日紅の赤い花が見えてきた。やわらかく甘く香るのはジャスミンだろう。白いジャスミンの花と赤い千日紅の花が交互に入れられた工芸茶なのだ。

 

ゆっくり開いていく茶葉を、花を、見ていると、砂時計を見ているかのように時間が流れゆくさまを見ているような感覚に陥った。いや。戻っていくような感覚なのだろうか。タイムカプセルに閉じ込めた何かがふわりと出てくるのを目撃したような、そんな錯覚を起こしていく。

もしかしたら、と考える。

工芸茶をつくるとき、茶葉がきれいに開くように、花が美しく咲くように、そんな思いと一緒に、ほんの少しだけ時間も閉じ込めているんじゃないかと。

タイムマシンをつくることはままならなくても、人はこうして時間を閉じ込めたり、それをとり出して開いたり、そんな魔法が使えるのかも知れないと。

あと二つ、魔法のアイテムは残っている。

CIMG00163つ入っていました。マリーゴールドとマザーオブラブ。そして。

CIMG0020スィートメモリーは、千日紅とジャスミンのお花が入っていました。

CIMG0024お湯を注ぐと、すぐに開いてきました。千日紅が見えます。

CIMG0036緑茶の葉の上に、千日紅とジャスミンが交互に咲き始めました。耐熱ガラスは、使い古したコップしかありません。硝子のポット欲しいなぁ。

CIMG0039こうして普通にお茶をいただいて。3煎目まで楽しめるとかいてありました。緑茶にジャスミンの甘みを加えた感じのお茶でした。苦味は感じられません。

CIMG0123そのあとは、水中花に。キッチンに飾って、目で楽しんでいます。

COMMENT

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  1. ユミ より:

    あら~ステキですね!
    中国茶でこういうのがあるんだと思っていたら、緑茶でもあるんですね。
    工芸茶って初めて知りました。
    あんなコロンとした物から、花が開いていくような様、見てみたいです。
    マザーオブラブとかスイートメモリーとか名前もかわいいですね。
    お茶を楽しんだ後も、水中花として楽しめるのですね~
    リンク先を拝見すると、関西のホテルやデパートのお店でも取り扱ってたので、ちょっと覚えておこうと思います。

    • さえ より:

      ユミさん
      わたしもです~中国茶、」それもジャスミンティーの形なのかと思っていました。
      ネーミング、洒落てますよね~♩
      マザーオブラブはカーネーションが入っているんですよ。
      ほかにも、姫ユリの上に細長い蝋燭を見立てたように小さなジャスミンの花が立ちその上に炎のように千日紅が咲く「キャンドルサービス」なんていうのもあるみたいです。
      水中花は暑い季節だから長くはもちませんでしたが、しばらく楽しめました♩
      機会があったらぜひ。デパートならひとつとかでも買えるかもしれませんね。

  2. 悠里 より:

    凄いですね、まさしく芸術品。考えだけなら兎も角、実際に形として作ってしまうなんて人間はすごいですね。画像で見ても手作りとは信じられません。だんだんに茶葉の開いていくさまを見ながらテンションが上がっていく、さえさんの様子さえ想像できます。
    でも、本当に良い物いただきましたね。きっとその方も、さえさんの喜ぶ姿を想像しながら、選んだんでしょう。さえさんの感性を良くわきまえてのプレゼントだったと思います。

    ガラスのポット買いましょうね。

    • さえ より:

      悠里さん
      ほんとうに人間の手仕事と、豊かな感性に驚かさせる芸術品ですよね。
      自然のなかで咲く花も、もっともっとゆっくりですが、こうして開いていくのかな~と思いながら眺めていました。
      硝子のポット、小さなものですが購入しました。
      ブルーベリーの今日の投稿、よかったら見てください♩

CIMG0378

PROFILE

プロフィール
2016-10-02-11-07-59-1
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

随筆かきます。

依頼はメールフォームからお願いします。

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