夫の東京でのグループ展が終わり、きのう明野に帰ってきた。
展覧会の際にはいつも、搬入搬出の手伝いなどで同行するわけだが、わたしは東京出身なので、毎年、友人たちとランチしたり飲みに行ったりするいい機会にもなっている。
今回も、ひとりの友人と、また3人の友人との2回のランチ、ほかの友人たちとの飲み会とがあり、1年ぶり、2年ぶりに逢う友との他愛のないおしゃべりを楽しんだ。
東京の施設で暮らす92歳の母にも会いに行き、たっぷりとおしゃべりした。(90%以上、母がしゃべっていた)
残念ながら、もうひとりランチをする予定だった友人が訳あってキャンセルになり(この歳になると訳あってキャンセルになることはままある)、土曜の午後、ぽっかりと予定が空いてしまった。
朝のニュースで観た辻村深月の新刊『ファイア・ドーム』を買おうと本屋に行ったが、その分厚さと重さに怖じ気づき(それも上・下巻だ)、山梨で買うことに決め、ぶらぶら新刊の並ぶ本棚を眺めているうちに、ふと長嶋有の『七、八月のストローク』が目についた。
「『夕子ちゃんの近道』すっかり忘れちゃったけど、おもしろかったなあ」
手に取った途端、手放せなくなった。本との出会いも、本の神様の思し召し。新刊は年一冊しか買わないというマイルールを忘れ、気づいたときにはレジでお金を払っていた。
のんびりと大型書店を散策し、それから六本木に出て、雨のなか「国立新美術館」へと歩いた。
「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」をまた、のんびりとひとり歩く。のんびり買い物し、ランチは抜いたが、夕食もひとりのんびりだ。
「ひとり」「独り」「一人」平仮名、漢字、どの表記が最も合っていたかといえば、平仮名だ。「独り」とかくほど孤独ではないし、「一人」とかくほど一という数が際立っているわけでもない。
もし、もう少し前に友人の予定変更がわかっていたら、東京行きは一日ずらして、この日は母のところに行っていただろう。
けれど、こんなふうにぽっかり空いた午後もいい。東京でひとりのんびりする機会を意識して作ることなどないのだから。

ホテルでキウイフルーツを食べてから、出かけました。2個くらい入っていたと思うけど540円。切る手間、パック代、販売する人件費などが加算されていると思えば妥当な金額かな。

読み終えたら、紹介します。もう半分読んだけど、夏にぴったりの小説です。

雨に濡れた「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の看板。強い雨のせいか、土曜の午後でしたがわりと空いていました。

「国立新美術館」の2階から見下ろして。展覧会の様子は、また明日。

夕刻、お腹が空いたので東京駅の八重北食堂エリアにある「dancyu食堂」へ。雑誌「dancyu」監修の食堂です。

ポテトサラダ、鰹の叩き、茄子の揚げ出しをオーダーしました。

鰹の叩きには、粗い目で卸した大根(鬼おろし)が敷いてありました。ああ、あの竹製の卸し器で卸したんだなとわかるやつです。

ポテトサラダは昭和な感じ。リンゴが入っていました。

揚げ茄子は、細かい切り目が特徴的。美しくおいしかった。
東京で一人の時間を楽しまれましたね。
かつおのたたき、美味しそうだし、盛り付けが美しいですね。
見習いたいものです。
お刺身って鮮度第一ですが、盛り付け方によってかなり美味しそうな度合いが違いますよね。
まずは包丁を研がなくてはね。
かつおのたたきと茄子の揚げびたしのお皿は色違いでしょうか、好みです。
今度2枚でいいからこういうお皿が欲しいな~と思いました。
長嶋有さんって俳句もやられる人でしょう?
NHJKで面白い俳句を見たことがります。
多才な方ですね、風貌も面白いし。
紹介が楽しみです!

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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