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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

毎日が連想ゲーム

「GWに行くって言ってた『タヌキ村』、どうだった?」

上の娘は外資系の会社に勤めていて、会社の同僚は外国人が多い。その彼らの企画に乗って旅行すると聞いていた。どうしてまたそんなところに行くの? と言いたくなるような、タヌキがいっぱいいる村だそうだ。

 

ところが、娘は開きかけた口を一端閉じ、吹きだした。

『キツネ村』だよ! タヌキ村じゃない!」

夫も、一緒に吹きだした。

どっちでもいいじゃん、と言ったらキツネとタヌキに失礼だが、普段から化かす系の動物としてセット認識していたため、すり替わってしまったらしい。

言いふらしたわけじゃないが、彼女も髪を切ってもらったことがある美容師さんには、世間話のついでに娘が『タヌキ村』に行くと話したような。そのときには正しく『キツネ村』と言っていたようないなかったような。今となっては霧のなか。キツネにつままれたような気分でもある。いや、霧を発生させ、キツネをつまんでいるのは自分なのだが。

 

連想ゲームで、最後の人まで正しい言葉が伝わらないことが、子どもの頃はとても不思議だったが、今は次の人にさえ正しく伝えられる自信がない。

毎日のように、言葉がすり替わっていく連想ゲームの繰り返しである。

 

そんなこんなで3人で笑いながら、娘が予約してくれたフレンチレストランで、夫の誕生日を祝ったのだった。

CIMG1551娘の住むマンションから歩いて5分だという『ビストロ・マエダ』。とっても美味しくて、感じのいいお店でした。

CIMG15323人でシェアして、いただきました。鮮魚のカルパッチョ。

CIMG1537鮎のコンフィ。3尾にしてくれました。

CIMG1541フォアグラのチェリーソース。

CIMG1545クロダイのポワレ。

CIMG1560お店のすぐ前には、スカイツリーが青く光っていました。

CIMG1564隅田川も、すぐそばを流れていました。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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