夫が東京に行った際、石川県のアンテナショップへ立ち寄ったという。
東京駅の八重洲口から徒歩3分の「八重洲いしかわテラス」は、3月9日にオープンしたばかりだそうだ。
ホームページには、「旅するように楽しむ石川を、この場所でお届けします」とある。
そこで、能登半島の珍味を4つ買ってきてくれた。
・能登かき山椒風味(金沢の味佃の佃煮)
・ちりめん山椒(金沢・逸味潮屋)
・焼きほたるいか(金澤北珍・肴の匠)
・炙り甘えび〈いしる仕立て〉(金沢・逸味潮屋)
「いしる」というのは、能登の魚醬で「日本三大魚醤」のひとつ。
といっても、三大魚醬といわれてもわからない。能登の「いしる」、秋田の「しょっつる」、香川の「いかなご醤油」だそうだ。
「しょっつる」は聞いたことはあるが、たぶん口に入れたことはない。
魚醬というとナンプラーを思い浮かべ、癖のある味かと思いきや、カリカリの炙り海老は滋味深く優しい味わいだった。
こうして「いしる」を知り、味わうことができたのも、夫が能登半島の人たちのために自分が今できることはないかと考え続けていたからこそのことだと思う。
買ってきた珍味4種。
「炙り甘えび」です。
「能登かき山椒風味」。写真ではイマイチな感じに見えますが、めっちゃ美味しいんです。
「ちりめん山椒」は薄味で、いくらでも食べられます。
鍋の翌朝のご飯。ご飯がすすみます。
これは、スーパーに売っていた富山の朝茹でほたるいか。ほたるいかの旬がやってきますね。
石川の美味しいものの数々、ご主人のお土産なんですね。
いしるは母から聞いて知っていましたが、香川のいかなご醤油は知りませんでした。
いかなごってシラスの大きめの物だからいいだしが出るんでしょうね。
香川と言えばそこの伊吹島という島で獲れる煮干しが超美味しく(近所のスーパーにあったのです)
買っていたのですが、ちょっと根が張るせいかおかなくなって、残念です。
小さめの煮干しで乾煎りしてから使うと本当にいいだしが出て気に入っていました。
石川も海の幸が豊富で写真のお土産もみんな美味しそうですね。
秋田のしょっつるは今存続の危機です。
はたはたで作っていたのですが、海水温のせいか最近不漁で作れなくなっているようなのです。
鱈を代用したりしているらしいですが困ったものです。
我が家にはまだ在庫があり、時々お水の代わりにこれを手に付けておにぎりを作ると美味しいです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。