今年も、シャインマスカットの季節がやってきた。
毎年、葡萄農家の知人に頼み、両親や親戚、お世話になった方に送っている。もちろん我が家にもひとつ。直接持っていく、お世話になっている方もいる。
直接訪ねて手渡すと、わたしの母親ほどのお歳のおじいちゃん、おばあちゃんなのだが、毎年おもしろいくらいに、シャインマスカットを見た途端、パッと明るい笑顔がはじける。輝く笑顔というのはこういうものだよなあと実感する。
電話で、メールで、お礼を言われるのも、形式ではなくよろこんでいただいているのがわかる。電話の向こうで笑顔が輝いているのだろうと思える。
ふと気づいた。シャインマスカットのネーミングだ。
食べた人の笑顔が「輝く葡萄」って意味かも。
美味しく食べて笑ったら、心にも身体にもよさそうだ。
箱を開けた途端、パッと輝いたのは、わたしの顔♩
「もうそのくらいで、やめといたら?」と夫にあきれられつつ、やめられないとまらない(笑)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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