新鮮で農薬を使っていない赤かぶを、見つけた。
「しゃぶしゃぶにすると美味しいって、生産者が言っていました」
「かぶを、しゃぶしゃぶに?」
「はい。さっと湯通しすると、めっちゃ美味しいらしいです」
初めて聞いた。
ところが検索してみると、出てくる、出てくる。多くの家庭で楽しんでいるレシピらしい。
薄切りにして、一緒にしゃぶしゃぶした豚肉を巻き、タレにつけて食べる。簡単鍋だ。水菜やきのこ類、葱などがスタンダードのようだ。
これが、本当に美味しかった。
しんなりしたかぶに、やわらかい豚肉を巻く。そのしんなりした味わいがたまらない。
柚子ポンであっさり食べてもいいし、胡麻しゃぶのタレのコクのある味で楽しんでもいい。
いつもより、豚肉もたくさん食べてしまった。
初めての料理が美味しいと、うれしい。
赤かぶの美しい赤が、食卓をにぎやかしてくれた。
葉っぱもたっぷりした土付きの赤かぶ。150円なり。
洗うとまた、きれいだわ~
スライスして、葱、水菜、ひらたけ、豚肉と。けっこう大きいんです、かぶ。
さっとしゃぶしゃぶした赤かぶで豚肉を巻いて。柚子ポンで。
胡麻しゃぶのタレも、美味しい。
葉っぱは、胡麻油で炒めて、クタクタ煮にしました。
しっかり煮ても、赤い色が少し残っていてきれい、やわらかかったです。
翌朝は、残りを味醂と薄口醤油で味つけして、味噌汁代わりにしました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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