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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

運命の人

恋をすると、誰でもが陥る。「運命の人」バイアスに。

しかしそれは、シンクロニシティによるもので、錯覚に近い。

偶然はけっこう頻繁に起きているものであり、シンクロするかしないかはそれに気づくか否かにかかっている。気づかなければ、その偶然は起こらなかったものと同じで認識されない。シンクロニシティとは、偶然を認識することで起こる現象だ。

この考え方によれば、偶然は、かなりの高確率で日々起こっているものらしい。

恋をすれば相手の一挙一動に注目し、些細なことも知りたくなる。そう考えると、恋に落ちた瞬間から数え切れない偶然を見つけることになり、もうこれは運命の人に違いないとバイアスをかけた見方で信じ込んでしまうのである。

 

久しぶりに、「AKITOCOFFEE」に豆を買いに行った。

ずっとオンラインで注文していたので、店に行くのは覚えていないほど遠い昔のこととなっている。

「AKITOCOFFEE」に出会い、わたしの浅煎り珈琲への恋は、成就した。

店頭で女性のスタッフさんと話しているうちに、オンラインでいつも買っているわたしの名を覚えてくださっていたことが判明。

「じつは、八ヶ岳のイベントで珈琲を飲んで以来のファンなんです」

と告白した。「AKITOCOFFEE」のテントの真ん前に、会社のホットドッグ屋を出していたのだ。

 

しかし「AKITOCOFFEE」を知ったのは、それ以前のこと。行きつけの美容室で「なぜか落ち着く珈琲屋さんがある」と聞いた。その後、ヨガの先生が常連であることを知り、「全部が美味しいんだよ」という。

「なぜか落ち着く珈琲屋さん」であり、「全部が」そして浅煎り珈琲が「美味しい」となれば、ちょっと遠いが通うしかない。

取材先で珈琲を褒めると、「AKITOCOFFEE」から仕入れているということもあった。

そして1年以上飲み続け、ようやく取材もさせてもらう運びとなった。それからさらに1年が経つ。

 

このご縁の不思議に、美味しい珈琲が楽しめる幸せに、感謝している。

偶然もこれだけ揃えば、「運命の人」だと思っちゃうよね。

ケニアの初めて飲む豆でした。フルーティー!

ひとりいたお客さんが帰ったあと、ドライフラワーたちがおしゃべりしているかのような店内。

シックで素敵です。

変わったお花だなあ。

ナンキンハゼという植物だそうです。

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    ナンキンハゼ、ブログを初めて知った白い実です。
    秋田では見かけたことがないような気がします。

    美味しいコーヒーの香りが画面から漂ってきそうです。
    いいお店が近くにあっていいですね。

    恋は錯覚・・・少しずつ人生を積み重ねると分かってくるのですよね。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    ナンキンハゼ、わたしも初めて知りました。
    華道をされていても、珍しい花なんですね。
    暖かい地域に咲く花なのかもしれませんね。
    アキトコーヒーは車で40分ほど。近いとは言えませんが楽しませてもらっています。
    シンクロ二シティ、おもしろいですよね。

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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