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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

2つのタイプ

東京に出ると、当然のことだが外食が多くなる。朝も昼も夜も外だ。

夫もそうだが会社勤めの人は、そんな日も多いのだろう。モーニングやランチの時間は、どの店も混み合っている。食事をしながら思い出すのは、十代の頃バイトしていた喫茶店でのことだ。

 

ランチの時間に忙しいのは、毎度のことだった。わたしは入ったばかりの新米で、ただただ精一杯やっていたのだが、ふっと人が途切れた時間にチーフに呼び止められた。

「よく見てごらん」

ホールには同じく二人のバイトがいて、彼女たちは食べ終わった食器を片付けたり、空いたコップに水を注いだりしていた。

「ホールで仕事をする人間には、2つのタイプがあるんだよ。ひとつはスピーディーにまっすぐ進む直線タイプ。彼女みたいに」

「ああ、なるほど」

確かに彼女は、スピーディーにテキパキと仕事をこなしていく。

「もうひとつは、行動はゆっくりだけど必要なテーブルに立ち寄る曲線タイプ。ほら、彼女はスピードはないけど、料理を運んだら手ぶらでは戻ってこない。ついでにひとつふたつ仕事をこなして戻る」

「おお、確かに」

「どっちがいいっていうわけじゃない。言いたかったのは、自分に合ったやり方ならより効率よく仕事ができるってことなんだ」

「わたしは、スピーディータイプじゃありませんね」

「だと思うよ」

 

いつもそんなことを思い出して、忙しく立ち働く店員さんたちにエールを送りながら、モーニングやランチをいただく。

家で食卓を片づけるときにも、ついでにと何か持たずにはいられないのは、たぶんチーフの言葉が身体に浸みこんでいるからだろう。

CIMG3670神保町で食べたランチ。『くろぶたきよし』のトンテキ丼です。

CIMG4137前日にカロリー取り過ぎた朝は『スープストック』でお粥にして。

CIMG4184新宿新南口での朝ご飯は『タバーンオンエス』で、サーモンアボカドサンド。ここは、珈琲がセルフでおかわり自由だけど、美味しかった。

COMMENT

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  1. ユミ より:

    こんにちは♪
    朝ごはんを外で食べるのは旅行の時ぐらいで、普段でもモーニングは滅多に行かないんです。
    主人の赴任先に行っても、前の日にコンビニでパンを買ったりするので、次に行った時は、いいお店見つけて、モーニングに行くってのもいいなって思いました。
    サーモンアボカドサンドは、めちゃくちゃ美味しそうです~

    私も喫茶店でバイトしていたんだけど、私はどっちタイプだったんだろう~
    どんな働き方をしていたんだろう~
    今の自分は、どちらかと言えば曲線タイプのような気がします。
    こういうのって人に観察してもらってズバリ言ってもらえる方が、きっとよくわかるんですよね。

    • さえ より:

      ユミさん
      こんにちは~。
      わたしは家ご飯は朝は和食なので、たまにこうして珈琲とパンの朝ご飯もいいな~って雰囲気も味わっています。サーモンめちゃ分厚かったです(笑)
      ユミさんも、ブログを見て思うだけですが、曲線タイプかもしれないって思います。
      わたしは、ちょっとストレートにいくのにも挑戦しようかなとも思うこの頃です。50代も半ばにさしかかったので、新しいことにガツンと挑戦してみようかなって。

  2. ぱす より:

    こんばんわ。
    バイトの思い出。バイトで人生を知り勉強になった事って
    たくさんありますよね。社会の入り口だったような気がします。

    さすがに東京ですね。こちらに未出店のお店がたくさん。
    サーモンアボガドサンド。私もとても気になりました。
    そして、このタバーンオンエスというお店も気になりました。
    朝も、昼も、加えて軽くお酒も飲めて・・。
    立ち寄ってみたいなと思いますね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      こんにちは~。
      ほんと、バイトって社会の入口だったんですよね。今でも覚えてるってことは強く印象に残ってるってことですよね。
      外でサンドイッチを食べるとき、アボカドサンドがあるといつも選んでしまいます。夫はたいてい卵サンドです。ターバンオンエスは、駅ビルの改札からも徒歩30秒の場所にあります。新宿で時間があるときには便利ですよ~。

CIMG0378

PROFILE

プロフィール
2016-10-02-11-07-59-1
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

随筆かきます。

依頼はメールフォームからお願いします。

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