両国に、大相撲初場所を観に行った。
そのときのことは、初場所千秋楽後にかくとして、初めてちゃんこ鍋を食べた。
非常に美味しく、身体も温まったのだが、疑問が沸く。
「これ、とっても美味しい鍋だけど、何をもって”ちゃんこ”なの?」
「さあ。でも、美味しいね」
夫は、ただ食べるのに夢中だった。
相撲部屋において「ちゃんこ番」の力士が作る手料理の全てを指すが、その中でも特に広く知られているのが、この鍋料理全般を指す「ちゃんこ鍋」である。
Wikipediaより
なるほど。お相撲さんの世界では、料理番を「ちゃんこ番」というらしい。鍋以外のものも、当番が作った料理すべてが「ちゃんこ」というわけだ。
食べに入った「ちゃんこ巴潟」では、軽いランチメニュー(それでもお腹いっぱい)だったけれど、秘伝の4大ちゃんこを出しているそうだ。
・メインは霜降り牛「そっぷ煮」といわれる鶏ガラスープ醤油味。
・鰯つみれが主役の鶏ガラスープ塩味。
・鰺つみれ&魚貝類をポン酢でいただく水炊き風。
・魚貝類の寄せ鍋風でスープは四種類の味噌をブレンド。
どれも美味しそう。そして、見るからに栄養たっぷり。
お相撲さんが身体を作るための”ちゃんこ”なのだから、当然だ。
相撲部屋によって、門外不出の隠し味もあるのだとか。
ちなみに語源は諸説あるようだが、「ちゃん(父=師匠)」と「こ(子=弟子)」で食をともにするゆえというのが、いいなあと思った。
両国駅近くの「ちゃんこ巴潟(ともえがた)両国店」です。
すごい~盛りだくさん。
日替わりランチで、この日は「豚みそちゃんこ」。入口に看板がありました。4大ちゃんこは、お高いようです。
豚も野菜もいっぱい。
デザートは、可愛らしい苺ムースでした。
畳の部屋で、和の空間らしい雰囲気。
階段上に飾ってあった「勧進大相撲八景稽古之図」。豊国作、制作年不詳とありました。
両国駅近くにあった力士像。周辺に6体あるそうです。歴代の横綱など活躍した力士の手形が見られます。やっぱり手も大きい。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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