とうもろこしを収穫させてもらったとき、茹でて食べたのも美味しかったが、とうもろこしご飯も炊いた。

実を削いでといでおいた米に入れ、普段通りに炊く。味つけは酒と塩少々。その際、隠し味に削いだ後の芯を入れる。クックパッドなどでもみなやっているレシピだが、土鍋で炊くと10分ほどで炊きあがるので、とうもろこしもシャキッとした歯ごたえに仕上がる。

「とうもろこしご飯って、美味しいね」

夫が、新たな発見をしたかのように言っていた。

茹でたり焼いたりしてかぶりつくときにはあまり考えないが、こうしてご飯のなかに粒が散らばると、思う。

「ひと粒ひと粒が、種なんだな」と。

このひと粒から、芽を出し葉を伸ばしふたたび実をつけるのだから、栄養が詰まっているはずだ。

お米も然り。

とうもろこしとご飯、ひと粒ひと粒を美味しくいただき、実りのパワーを分けてもらった。

芯も入れて炊くと旨みがご飯に沁み込んで、甘味も濃くなります。

とうもろこしを削いで入れ、塩と酒で調味して炊くだけなので、朝でも簡単。

ゴーヤチャンプルーの残りで、朝ご飯。

お昼の野菜ゴロゴロカレーも、とうもろこしご飯で。