炊き立ての新米を茶碗によそっていて、ふと違和感を覚えた。

自分の茶碗と夫の茶碗。夫婦二人暮らしの食事である。そのご飯をよそうときに、自分の茶碗からよそうことが習慣になっている。

「あれ？これって、どうして自分のを先によそってるんだっけ」

自分で作ったはずの習慣なのだが、忘れることが多い年齢に達し思い出せないことごともままある。子ども達と５人で暮らしていたときには、慌ただしさのなか誰のが先など思う暇もなく、次々とよそっていったが自分の茶碗は後回しだったように思う。では、なぜ？

「ああ、そうだった！」

ご飯をよそいながら、すぐに思い出した。

夫に少しだけでもよそい立ての温かいご飯を食べてもらおうと、まず自分の茶碗に、そして夫の茶碗にとよそっていたのだった。

ほんの少しのことだけど、まあ、言ってしまえばどちらでも変わらないのかも知れないけれど、そんな気持ちを大切にしたいと思っている。（忘れてたけど）

週末、夫婦５０歳以上割りで映画『インフェルノ』を観に行った。

いちばん右端の席２つだったのだが、夫は、なかの方にわたしを座らせてくれた。中心に近い見やすい方の席だ。

「あ、ご飯をよそうときと同じ」

そんなちょっとうれしい気持ちで、映画を楽しんだ。『インフェルノ』は、ドキドキハラハラして、ラストはすかっとする小気味好いサスペンスだった。

ある日の昼食です。自分のお茶碗に先によそって。

生姜焼きにはビタミン菜のサラダを添えました。最近菜っ葉な日々です。

それというのも、家庭菜園をしているご近所さんに誘われ畑へ。

「好きなだけ、抜いてって」これは、ビタミン菜です。

味噌汁に入れて。たくさん食べられます。

軽くお浸しにして。シャキシャキしてます。

こちらは、ほうれん草。

ほうれん草はバター炒めがいちばん好き。

こちらは、かき菜です。以前もいただいて、ナムルにしました。

かき菜と鶏もも肉の辛し和え。辛子たっぷりバージョンです。