毎夏、ゴーヤが食卓に登場するのは、いただいたときである。
いただくときには大量にいただくことが多く、重なるかと思うと買う気になれない。だから、ゴーヤがとことこと歩いてくるまで、心待ちにする。
この夏のゴーヤのいただき方は、印象的だった。
盆の休みに入り夫が庭に出ていると、通りがかったご近所の方にゴーヤを手渡されたという。
「歩いていて、会った人にあげようと思って」
立派なゴーヤを、3本いただいた。
この辺りでは家庭菜園をしている家が多く、得にゴーヤは緑のカーテンばやりで今では貰ってくれる人の方が希少だ。実が生り始めると困り果てるほどにどんどん生る。はじけて赤い種が顔を出す。
ゴーヤ初め。
うれしく美味しくいただいている。
すぐに次のゴーヤも、違う方からどさりと届いた。
通りすがりにいただいたゴーヤ。美しいです。
夕餉はワインだったので、ベーコンと炒めて塩胡椒。シンプル美味しい。
夕べはゴーヤチャンプルー。オイスターソースで味付けしました。
私のゴーヤ初めは宮古島でした。
一昨年は我が家にもゴーヤのカーテンがあって、ゴーヤ三昧だったのに、
去年も今年も1回食べるか2回食べるかってところです。
主人があまり好きでないので、買うとしても小さいのを選びます。
ドラマ「凪のお暇」ではゴーヤの赤い種の部分が美味しいって食べていましたっけ。
それにしても、ご近所さんからのゴーヤのいただき方は面白いですね。
田舎ならでは(失礼!)の良き関係で微笑ましいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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