10連休の真ん中に、夫の友人が1泊で遊びに来た。
「泡を持っていく」と連絡があったそうで、言葉通りにシャンパンを持ってきてくれた。フランスはシャンパーニュ地方のシャンパンである。
この言い回しは、すでに頭痛が痛い的重複言葉となっている。
「シャンパーニュ地方のスパークリングワインしか、シャンパンって呼ばないんだよ」
ポンと小気味いい音を響かせ、コルクを抜きながら教えてくれた。そもそもフランス語では「シャンパン」ではなく「シャンパーニュ」と呼ぶらしい。
そのシャンパーニュ、口に含むとやわらかな酸味と甘み。たしかにスペインの「カヴァ」でもイタリアの「スプマンテ」でもなく、しっかりとした重みを持つひと味違うスパークリングワイン。これぞシャンパンだと思えた。
物の名前というものは、勝手にイメージを作り上げるから不思議だ。
子どものときに「シャンパン」というものを知識として知り、それがシャンパーニュ地方の特産ワインだと知ったのは大人になってからだった。
その見た目の美しさや、振る舞われるシーンの華やかさロマンティックな雰囲気から、何か素敵な由来があるものだとばかり思っていた。たとえば「ドレッシング」の名が、サラダを飾る「ドレス」から来ているように。
子どもの頃に『アルプスの少女ハイジ』をアニメで観ていて、フランクフルトが地名だと知ったときの驚きがよみがえる。
いまだにドイツのフランクフルトは、プリプリした肉汁たっぷり熱々のソーセージだし、フランスのシャンパーニュ地方は薄琥珀色の泡が静かに浮き上がるシャンパンのような土地だとしか思えない。行ったことのない場所だからなおさら、そんなあるわけもないイメージが定着してしまっている。
シャンパーニュのシャンパーニュです。
蒸し鶏のにんにくヨーグルトソースと鯵の南蛮漬け。
海老のゴイスアルギ風。すぐに酔っぱらってしまったので、料理の写真はこれくらいしか残っていませんでした。
連休も残すところあと3日となりましたね。
といっても遠出もせず、いつもどおりの我が家にはテレビでみる帰りの渋滞も何の関係もない事になっています。
シャンパーニュ、いい響きですね。
そうそう私もこどもながらにその言葉は魅惑的で、美味しいのだろうな~と憧れでした。
小学一年生のとき、母の妹が結婚式を上げたのが当時ではまだ珍しかったホテルウエディングでした。
それまではたたみにお膳が並べての披露宴が多かったのです。
ホテルでの披露宴ではシャンパンが注がれ、それは別世界だったのを覚えています。
大人になり、シャンパンを初めて飲んだのは職場の飲み会の2次会だったような。
大人っぽいバーでグラスについたあわつぶがきれいで、やっぱりあこがれていた飲み物の味がしました。
お料理みんな美味しそうですね。
さえさんは世界の各地でその国のお料理を召し上がっているからお酒にあったいいお料理を合わせているな~と感心します。
こちらも新緑とともに山菜の季節を迎えています。
hanamomoさん
10連休、長かったような早く過ぎたような。
我が家もどこへも行かず、市内でのんびりしていました。
シャンパーニュ。そう呼ぶとお洒落な感じがするでしょう?
フランスでは、世界中にその呼び方を薦めているそうですよ。英語ではシャンペンみたいですが。
憧れでしたよね~♩
小学校1年生のときに、ホテルウエディング。別世界だったでしょうね。
わたしは、そういう結婚式に出たのは大人になってからでした。
料理、褒めていただいてありがとうございます♩
何度もいらしていただいているお友達には、新しいレパートリーが出せるよう考えるんですが、なかなか難しいです。
山菜の美味しい季節到来ですね。夕べは、穴子に木の芽をのせていただきました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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