ふるさと納税で、高知の釜揚げしらす(冷凍)が大袋で届いた。
しらす丼、しらすオムレツなどを楽しみ、もっとどーんとたくさん食べようと、しらすピザを焼いた。
大葉のジェノベーゼソースとしらすとモツァレラチーズだけのシンプルピザだ。
ところで「ジェノベーゼ」とは?
バジリコにマツの実・ニンニク・チーズ・オリーブオイルなどを加え、よくすりつぶした調味料。また、それを使ったパスタ料理など。本来は「ジェノバの」の意。
デジタル大辞泉より
ということは、大葉を使っている時点ですでに「ジェノベーゼ」ではないのでは?
疑問がよぎるが、「大葉のジェノベーゼ」で検索すると、数多くのレシピがヒットする。「バジル以外」なら、パセリや小松菜、ほうれん草などのジェノベーゼが出てくる。
大葉なら「大葉のジェノベーゼ風ソース」ということになるのだろう。
原田マハの食を綴ったエッセイ集『やっぱり食べに行こう。』の「麺」の章に「ジェノバでジェノベーゼ」がある。
その土地の名前が冠された食べ物を、その土地で食べる――というのが、旅の目的のひとつになっている。
という著者は、仕事でジェノバに行った際、当然の如くジェノベーゼをオーダーした。
あざやかな緑色のパスタにはしっかりバジルが練り込まれ、バジルペーストとオリーブオイルが絡められ、少々のニンニク風味。パルメザンチーズをパラパラとふりかけ、一口食べて泣けてきた。
やっぱ、ほんまもんのジェノベーゼは違うんだろうなあ。
大葉のジェノベーゼ風しらすピザも美味しかったけれど、ジェノバでジェノベーゼ。いいな。
「天津丼を天津で食べる」
「北京ダックを北京で食べる」
「ハンバーグをハンブルグで食べる」
「スパゲティナポリターナをナポリで食べる」
「松阪牛を松坂で食べる」
食いしん坊の原田マハが、実際トライした旅の楽しみ。
さて、このなかで食べられなかったのは、どれでしょう?
(答えは、一番下です)
白と緑のピザ。
大葉のジェノベーゼソースは、しらすによく合います。
千葉に住む友人にいただいた鰯のアヒージョ&オリーブオイル漬け。アヒージョにするとスペインで、オリーブオイル漬けはイタリアなんだね。千葉県産の鰯でした。
オリーブオイル漬けを開けて、ワインの夕餉。
ピザ生地が余ったので、翌日も。トマトソースにシーフードミックス&ツナ。まったく味が違っていて、連チャンの感じがしなかった。
玉葱のクミンソテーと。
まだ読み始めたばかりの『やっぱり食べに行こう。』です。
答えは、これ。
あとから調べてわかったのだが、なんと天津丼は日本の中華料理店が考案したきっすいの日本生まれの食べ物だということだった。
章立ては「朝ごはん」「麺」「シーフード・肉」「デザート」「アートとグルメ」「何度でも通いたい店」「欠かせない一品」。まだ読み始めたばかりです。
こんばんは。
原田マハさんって食通なのですね。
ワインの夕べ、ご一緒したかったです。
ジェノベーゼの季節ですね。
友人はジェノベーゼに入れる松の実をカシューナッツに替えて入れたそうです。
一瓶頂けそうなので、私は待つ人です。
千葉の鰯、美味しいですね。
ゴマ漬けが有名ですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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