先週、夫は還暦を終了し、61歳の誕生日を迎えた。
前日にこねたパンを焼き、アレンテージョのワインを開け、夕食はディップ祭りにした。
夫婦で「ディップ祭り」と呼んでいるのは、パンやクラッカーにディップできる献立を並べること。
定番は、トマトのブルスケッタとウフマヨ(茹で卵のマスタード風味)。
どちらも作り慣れているので、簡単だ。
気合いを入れるのは、鮪アボカドユッケをプラスするとき。
まずはアボカド選びで失敗してはいけないので、慎重に選ぶ。
どこも傷んでいないやわらかく熟したアボカドを切った瞬間は、嬉しさとマットなパステルグリーンに胸がすく。
そのアボカドを、レモンを絞りエクストラバージンオリーブオイルを加えすり鉢ですり混ぜ、たたいた鮪にエシャレットのみじん切りを加えてさらにたたく。鮪は赤みを選び卵の黄身をのせることでコクが出る。それを、アボカドとともに盛りつけたら冷蔵庫で冷やす。
忘れちゃいけないのは、山葵ソースだ。
エクストラバージンオリーブオイルに濃い目に塩胡椒してたっぷりの山葵を混ぜる。これがあるとないのとでは、美味しさがまったく違ってくる。
そんな夫婦ふたりの静かな、しかし「祭り」と名がつく晩餐で、夫の61歳は始まった。
人を楽しませることも、自分が楽しむことも大好きな彼の新しい1年はどんな年になっていくのだろうか。
まずはともに迎えられたことに感謝して、乾杯!
ディップ祭りの主役は、なんといっても鮪アボカドユッケ。
トマトのブルスケッタとウフマヨ。
焼きたてのパンがあれば、完璧です。
ブルスケッタは、パンを軽くトーストするとさらに美味しいですよね。
夫の好物、シメ鯖のカルパッチョも添えました。
ご主人様、先週お誕生日だったんですね。
おめでとうございます。
私、同い年だって事はわかっていたけれど、お誕生日も割と近かったんですね。
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鮪とアボカドは相性いいですね。
ユッケは試した事がないけれど、見るからに美味しそうです。
エシャロットの代わりに新玉ねぎになるかもしれないけれど、一度作ってみたいと思います。
山葵ソースを忘れちゃダメなんですね。(*^^)v
ご夫婦で「ディップ祭り」って楽しいですね。
ひと手間かければ、美味しさも無限大ですね。
どれも、ワインにぴったりですね!
ブルスケッタは、初めて食べたときの感動を今も覚えています。
そのお店はほどなくして閉店してしまったのですが、もっとそのお店に行っておけば良かったと後悔したものでした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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