ミニ胡蝶蘭と一緒に、大きなパプリカをいただいた。
4つもあるので、何を作ろうかとネットレシピを検索すると、「パプリカのアンチョビマリネ」が美味しそうだったので、それにした。
①切って種を抜いたパプリカ2個をオーブンのグリル機能で20分焼く。
②熱いうちに皮を剥く。
③アンチョビ2切れみじん切り、酢大さじ4、エクストラバージンオリーブオイル大さじ2、醤油大さじ1/3、砂糖ふたつまみを混ぜ合わせたなかに漬ける。
以上。簡単だ。しかし皮を剥く作業に苦戦した。
以前、パプリカを焼くときにオリーブオイルを塗るといいと教わっていたので、塗ってから焼いたのだが、端がなかなか剥けなかった。教わった焼き方は、まるままのパプリカを100度で60分焼いたが、暑くてオーブンで焼く時間を短くしたかったので、グリル20分にしたのが敗因だった。
さて。その「パプリカのアンチョビマリネ」がとても美味しかったので、残りもリピートすることにした。そのとき頭をよぎったのは、皮を剥くのが面倒だなという迷いだ。
そこで焼く前に、パプリカの端や曲がったところなどにも丁寧にオリーブオイルを塗ってみた。するとするするときれいに剥けたのだ。
きれいに剥けたパプリカのマリネは、見た目も最初のものよりよく、美味しいような気がした。
手抜きと手間を惜しまないこと、節約と贅沢、時短とじっくり時間をかけること。家庭料理にはそんな相反するものたちに板挟みになる瞬間がいくつもある。
そこを工夫して乗り越えるのが、主婦の腕の見せ所だ。
大きくて、艶々。美しいです。
オリーブオイルを塗って、オーブンのグリルで20分焼きました。
皮を剥いて、アンチョビマリネに。
ご主人が釣ったというニジマスもいただいて、ムニエルでワインの食卓。
翌朝は、野菜ばかりの朝ご飯でした。
2回目に作ったアンチョビマリネ。心なしかきれい。
胡桃パンの食卓にも、ぴったりです。
最近レシピ動画で、何回かパプリカを真っ黒に焼いているのを見ました。
真っ黒にっていうのは、ちょっと大袈裟だけど、そこから焦げた薄皮を剥いたら、柔らかなパプリカが現れて・・・
みたいな動画です。
流し見していたので、全くしっかり見てなかったんですけど、え~60分も焼くんですか~?
それは本当に大変な作業ですね。
横に着いてなくてもいいのなら、ほったらかして60分は大丈夫かもしれないけれど・・・
私はやっぱり時短で手抜きがほとんどです。
でもそんなに美味しいのなら、一度手間をかけてやってみたいと思います。
アンチョビは家にないけれど・・・
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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